先日のある朝のこと。
山の警告社、じゃなくて、山と渓谷社さんが【史上最速、33日間で日本百名山の登頂達成！ 山岳アスリート・藤川健 「日本百名山 最短記録達成」報告会】というイベントを開催しますよとFacebook に流れてきまして、え、なに、それ、33日で、日本百名山を、どうやって、登り切ったのと興味が湧き、会場が自宅のご近所ということもありさくっと仕事帰りに行ってきました。
山岳ガイドであり山スキーヤーであり山岳アスリートである40歳の藤川健さん、百名山早巡りをするなら今しかないと一念発起、スポンサーを集め、百足のサポートソックスを用意しひとつの山を降りるごとに履き替え気持ちをリセットし、山から山へ運んでくれるボランティアのドライバーとともに史上最速の早さで踏破したのです。
と、一言で言っちゃうと簡単なんですが、どのくらいの健脚かというと、たとえば北海道の某山、ものの本には推奨二泊三日、健脚の人で一泊二日で行くべきところを７時間弱で往復しちゃうとか、バカ尾根と呼ばれる長い長い尾根を持つ推奨三泊四日コースの南アルプスを２７時間で縦走しちゃうとか、すみません、すみません、ぶっちゃけそのスピードよくわかりません。どちらかというとトレイルランの人なので、ゆっくり山歩きする人には参考にならない数字かもしれません。なんてたって縦走の「走」が文字通り走っちゃってるんだな、うひゃぁ。
藤川さん的にはハイライトは南アルプスのロングランと登山客多めの北アルプスだったそうで、北アルプスの日程もお話を聞いてて？？？となる宇宙スピード。世の中にはすごい人がいるものです。各所で雨に降られなかったのが大きかったとはいえ、いやいやそれにしても、期間中はなにかを持ってるとしかいいようのない運の強さを感じました。山の神様が守ってらっしゃったのよね、きっと。
藤川健さんのこのプロジェクトの全貌はこちらから。
http://fujiken.boy.jp/
トレイルランの人たちには、装備情報などがかなり役に立つのではないでしょうか。炭水化物を摂ると動きが鈍くなるのでゼリー食品「shotz」をずっと愛用していたようです。藤川さん、165cmと小柄な男性でしたが、小柄な男性だからこそのエネルギー効率の良さだったんでしょうね。わたしもこれ飲んでみたい、こんな無茶な踏破をする予定はまったくないけれど。
