期末鮨鰯秋刀魚に生牡蠣を

今日はですね、吹けば飛ぶよなささやかな我が社の期末日だったのです、17回め? 18回め? 17回めかな? 本当に本当に吹けば飛ぶよなささやかな仕事っぷりなのですが、無事にまた一年、年を越すことができました、しみじみ。この日は例年であれば東京駅近くの鉄板焼き屋さんでしみじみと過ごすのですが、今年は終日作業に追われお出かけできなかったので近所のお鮨屋さんでしみじみメシをすることにしたのです。

お得なランチタイムは何度か行ったことがありますが、夜は初めてのお鮨屋さん。一年に一度くらい値段のわからないお店でゴハン食べてもいいじゃないですか、としみじみとドアを開け店内に。カウンターの奥に妙齢の女性が二人、その奥の小上がりにグループ客が。私はお店の入り口に近いカウンターの端っこに控えめに座り、ビール、生牡蠣、ボタンエビと好きなものをオーダーしていったのです。奥の妙齢のお姉さまたちふたりは「あの子、私のことを勝ち組だ勝ち組だっていうのよ! なんであんなふうに言うのかわからない」「いやぁもうここまで来たら勝ちも負けもないのに」「一緒にやってきたんだけど寂しいねぇ」などと活発にやりとりをされている。

潔ささえ感じる美しい姿勢で女二人がカウンターで鮨つまんでいる、かっこいい。働いている人だよね、多分独身だよね、私よりはお姉さんだよね、奥の女性は規模はわからないけど多分経営者さんだね、組織の悩みだね、しかしそれ以外にもなかなか奥行きのある会話をされている。会話の端々から、近隣の大手企業の年齢のいったキャリア姉さんとはまた違う力強い雰囲気がみなぎっている。梵天丸もかくありたいものですのぅ、などと思っておりましたら、さっとお会計してさっと席を立って行くその二人。何の気なしに二人を見たら、ブーッとビールを吹き出しそうになりました。アワワ、そこにいたのは、中学生の頃、とても憧れていたアスリートのある女性!! 私にとっては割りと鼻血な事案です、母親や姉にこのこと話しても多分一緒に鼻血出すことでしょう。ハフハフ・・・。えぇーっと、ですが、足元がサンダルみたいなんすけどご近所にお住まいなんすか? あのぅ、今日お召になっているアンダーアーマーのブルーのジャージすごっく似合ってるんですけど、やっぱり普段着もジャージなんすか? 子供の頃に見たときと比べて全然お姿が変わってないんですけど何の魔法をかけてるんすか? なんでそんなに光り輝いてるんすか? 

これはなんすか、私もジャージを着てまた一年がんばりたまえという神からのメッセージ? ジャージ似合うんだからいっそジャージで仕事に行きなさいという神のお告げ? 

なんというかこう数年は、正直、一年一年がとにかく無事に終わればそれでいい・・・くらいにしか思っていなかったのですが、もうちょっと別のことに挑戦してみてもいいのかなと、いま、ちょっと思っているところです。今年のテーマはジャージ社長・・・。

後継者がいない! バカ息子より猫に会社を継がせたいと考えている経営者へ 中小零細企業のための 賢い会社の継がせ方
いやいや、猫に会社は任せられませんけれども。

2 COMMENTS

はつき

ビジネスウェアは最近カジュアル化を通り過ぎてスポーツウェア化しているらしいですわ。すがさん、時代先取りってことかしらね!

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ukasuga

リクルートスーツとか過去の遺産になる日がくるのかもしれませんねぇ。アパレル業界もまた別の道を探さなくてはいけないのでしょうか・・・大変・・・

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