昨日は句会でした。
時雨るるや米軍基地は島の西
名をつけし猟犬を待つ朝の尾根
病室の厚蒲團のけ牛鍋を
似た顔の犬が三頭花柊
霜柱踏む黒犬の黒き足
冬の夜獣のように花梨落つ
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平均年齢高めの句会なんですが、句会終了後の歓談の最中、「わたしたちの年金は鶉ちゃん(私の俳号です)世代にかかっているのよねー」と笑いながら声をかけられ、一拍置いて真顔で「マジで勘弁してください」と答えました。ちょっと場の空気が固まりました。どう考えてもあなた方は逃げ切り成功世代ですが、私たちは多分そうはいかないです、払った分が戻ってくれば御の字ですくらいな世代なんですよ、今は若者4人でご老人一人を支えている年金も、2030年には若者1.5人で老人一人、2050年には若者一人で老人一人、無理だって、絶対諸々が無理だって、などとプンスカしはじめたころ、心の中にティム・ガン先生が姿を現したのです、ブレイキング・バッド第一話のウォルター・ホワイトのパンツ一丁の姿で!
ウカやん、受け流す力、受け流す力を発揮するのですぞよ!
あぁ、ティム・ガン先生、私が間違っていました。受け流す力の出番ですね!
「(若者に対する人生のアドバイスとして)第一に、人が何か話しているときは真剣に聞くこと。第二に、受け流す力を身につけること。何かにいらだったり、腹が立ったり、不満を覚えたりしても、自分までそのレベルに身を落としてはいけない。その場で争うのは避けよう。やりすごしたほうが、気持よく過ごせるものだよ」
ですね、そうでした、私が未熟でした! 反省します! でも、ブログには書いちゃった、てへ、ごめんなさい。上の会話の最中、世代間闘争ばっちこーい!、という気分でいたのは内緒です。
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映画「エベレスト」は、ジョン・クラカワー原作なのね!
「イントゥ・ザ・ワイルド」の!
これは・・・見に行くかな・・・。興行としての「イントゥ・ザ・ワイルド」の地味な展開とくらべて(私が見たのも名画座のギンレイホールでしたし)、この「エベレスト」は3Dで東宝シネマなんかでやってるのよね。あらー、派手な展開! ジョシュ・ブローリンとキーラ・ナイトレイが出てるのか、ほほぅ。これは見に行かないとですな、うむ。
ふむぅ、ビシっと言わないとわからない人たちには、それくらい言っちゃっても良いような・・・。だって、言われなければそれがどれだけ人の心を逆なでするか解ってもらえませんやん。そんで、また別のところで、別の我々世代の気持ちを悪気なく逆撫ですることになったら、また被害者が一人増えますやん。。。と、思うのだが・・・
言っても解ってもらえないのであれば受け流すしかないので、その見極めが難しいのだけどね。
句会で40代が私ひとり、残り8人が年金もらってる世代(その中でも現役の方たくさんいらっしゃいます)、「若者●人で老人一人を」とよく言いますが、「就労してる世代」でいったらその●人ももっと少なくなるよねぇ。などとは思いましたが、受け流す力、受け流す力ですよ。この無茶な社会保障制度で私の両親もなんとか暮らせているわけですし。ぎぃぃぃ。