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今日は句会でしたよ。楽しかった芥川賞について二句ひねりましたよ☆
以下、今日の俳句。
ふてぶてし黒のジャケツの小説家
老作家筆折り国にミモザ咲く
バレンタイン王妃の鞄のチョコレイト
寒泳や魯国の青年顔くらし
声はげし工事現場の猫の恋
領海のしるしの島もうららけし
節分や気負ひて爪を磨きおり
太字は句会五周年を記念しての特選句。
それぞれの制作背景は、「続きを読む」で。
ふてぶてし黒のジャケツの小説家
田中さんのことだよ!
老作家筆折り国にミモザ咲く
石原さんのことだよ!
バレンタイン王妃の鞄のチョコレイト
ブータン王妃のことだよ!
あのバーキンの中にはお菓子がいっぱい詰まっているに違いない!
寒泳や露国の青年顔くらし
寒中水泳のメッカでも、たまにそういう人もいるよね。
声はげし工事現場の猫の恋
近所のノラっ子に幸多かれ!
領海のしるしの島もうららけし
言えない、前日、沖ノ鳥島を舞台にしたゴルゴ13を読んでいたことなんて!
節分や気負ひて爪を磨きおり
「五年、俳句を習っていてこの俳句じゃぁダメよ!」と先生に赤を入れてもらい、直しました。
「ふてぶてしい」を漢字で書くと「太太しい」なんですが、田中慎弥は痩せたイメージがあるので、他の言い方があるかもしれない。
「魯国」は「露国」ですね。この句は面白い。
「うららけり」はやばい。「うららけし」に直したほうがよろしいのでは。折角の特選句なのだから。また「も」よりは「や」で切って「領海のしるしの島やうららけし」が私としてはいいとおもいます。
時事ネタが好きですね。
いて様のご批評もっとも。私も下選でとったけど、うららけし、でつまづきました。しかし、ツラが整うよりも最初の鶉の句のほうが尖閣諸島の不条理があぶりだされるような気がするのですが。粗削りのよさがないかい?
うららけし、ふむふむ。
・・・わたし、もともとなんて書きましたっけ? AY子さんんじゃないですが、忘れちゃった・・・
上の魯国は入力ミスですね。失敬。
田中さんは確かに痩せててるけれど、あそこはわざと「ふてぶてしさ」を見せた田中さんの心情に敬意を評して、「ふてぶてし」がいいんじゃないかしらー。この2012年に読む俳句としては。なんちてー。
多分、短冊には「うららけし」って書いた記憶がありますーありますー。ブログに書くとき、書き損じたのだと思いますー。