吝嗇の幹事張り切る冬の旅/会津若松を巡る1泊2日東山温泉の旅

土日は句会仲間と会津若松へ吟行の旅へ行ってきました。俳句をやる7人とそのご主人様がた二人の総勢9名の大旅行です。日頃句会での会計・幹事の係をさぼっている私が、幹事役を引き受けました。ふははは、まかせてマダムたち☆ 庶民の旅行を見せてやる!!! 

とはいうものの宿のセレクトを私一人で決めるのは少々荷が重いので、仲間のいて丁さん(出てくる名前はすべて俳号です)に、東京駅のびゅうカウンターであぁだこうだと1時間ほど宿と新幹線のセレクトを手伝ってもらったり、大人の休日倶楽部ジパングカード(満60歳以上になると持てます)があると旅費が5%割引になるということで、立て替え払いをわさびさんに行なってもらったりしました。

もともと今回の吟行は「雪見酒しながら温泉で吟行がしたいわー」とわさびさんが1月に言い出したのがきっかけで、それを聞いた瞬間にあぁそれは東山温泉一択ですな、と心のなかでは決めておりました。いて丁さんは「水上温泉がいいんじゃない?」と言ってましたが、曲がりなりにも吟行に行くんですもの、ある程度詩情をそそる歴史が感じられる土地がよいわ、水上温泉は雪深くて雪深くてそれはそれは雪に集中できるけどスキーをするならともなく前後の日程を埋める手段が思いつかないわ。ここはもう会津若松観光して、夜は東山温泉にこもるのがよござんすよ、あそこなら雪はかならずある! そして東京に程よく近いっ! てなわけで土曜の朝8時40分発のやまびこの座席に各自集合し、会津若松まで行ってきました。


郡山駅も真っ白。早速記念撮影をするマダムたち(と撮影するご主人)。


私はといえば、新幹線と在来線の乗り換え階段でこんな書類一式を拾う。結納にいく青年があんちょこに持ってきたと思われる。多分前夜まで残業三昧でろくに準備できず、新幹線の中で読もうとしたんだけど緊張と疲れで寝ちゃって、彼女の家まで移動する在来線の中で読もうとしてカートから取り出したところ、落としちゃったんだろうなー、今頃在来線の中で慌てふためいてるんだろうなーと思いながら、なんでかニヤニヤしながら駅員さんに預け、彼の明るい未来を祈る。がんばれ!!


郡山から磐越西線あいづライナーへ乗り換える。あいづライナーがどのような座席か事前に調べておいたのでここで早いランチしましょうと、JRびゅうで予約した時についてた駅弁券でひとつずつお弁当を選ぶ。諸般の事情で会津若松での観光時間が短くなりそうなので、車内でちょっと早いランチ。この時点から日本酒が座席に登場。飲んだのは栄川。飲みやすくておいしかった!
栄川 純米 (福島) 1.8L 1本


正午頃会津若松駅に到着。荷物を観光案内所に預けると旅館まで無料で運んでくれるというので、早速荷物を預け、身軽になったところでタクシーに分乗しあい、鶴ケ城まで。入場料を買い求めバラバラに見学。以前の鶴ヶ城と内装がずいぶん変わっているんじゃないかしら? 八重の桜でどっさり予算が出たのかと勘ぐりながら天守閣まで歩いて登る。


よい眺めですじゃ。

その後、お城のそばの宮泉酒造さんへ徒歩で移動。酒造を見学し、夜に句会しながら飲むためのお酒も3本買う。またタクシーに分乗し駅へ戻り、ホテルからの送迎バスに乗り込み一同は東山温泉へ。


夜の露天風呂からはこんな眺めでとても素晴らしかった。滞在中、ずっと牡丹雪が降り、とても美しかった。

食事前に句会を一回、合計7句出し、兼題のものでちょっとよいのができた。ブログのタイトルからも提出した(ごめんなさい)。

 如月に荒ぶる神と猫のいる

 会津絵や松の緑や雛の家

食事後にもう一度お風呂へ入って、夜はちょっとみんなで飲んで、ソチ五輪フィギュアのエキシビジョンも見ずに爆睡。翌朝、もう一度大浴場へ行き、露天に設置してる小さなたこつぼみたいな風呂釜に女三人でキャッキャと入る、多分、宿側はそういう使い方は想定してなかったと思うんだけど。。。チェックアウト前にもう一度短い句会をして、こっちではあまりよいのができなかった。残念。二日目はタクシーなど使わず全編路線バスの旅。一日周遊券を買って、飯盛山のさざえ堂、あかべこ絵付け体験などをして過ごす。


さざえ堂に登る階段に動く歩道ならぬ、動く坂道ができてた!!! 江ノ島のエスカみたいなもんでしょうか、有料250円だったかな。バスの一日周遊券を提示して割引してもらいました。


登り切って街を振り返るとこんな眺め。写真左側の杉の木の向こう側に鶴ヶ城が見えるようになります。眺めが良すぎたから不幸が起きたのよねぇ・・・とナムナムと手をあわせる。


尚さんの強いリクエストでさざえ堂にも登る。不思議な建物。


飯盛山からちょっと東山温泉側に戻ってあかべこ絵付け体験を。女性はだいたいフリーダムな絵付けをするよね。ウカちゃん風あかべこをつくろうとしたのですが、失敗。ぐぬぬー! 所詮牛は牛なのかー!!! 猫にはならぬのか!


バスで駅まで戻りバラバラに昼食し、あいづライナーへ乗り込む、さよなら会津若松、また来る日まで! 今度は夏の只見線の旅でくる予定よ!


向かい合わせた丹空さんとお酒並べてキャッキャウフフ、紙コップの中身は日本酒です。雪景色眺めながら電車は東へ。


郡山駅で。うん、がんばろうー! こんなかたちでしか応援できないんだけど、と日本酒飲み比べセットをいて丁さんにおごってもらい、みんなで楽しくいただく。

会津みちのく酒紀行 ワンカップセット

この中の「Dr.野口」というのが特に美味しかったです。
【末廣酒造】純米吟醸「Dr.野口」 500ml【要冷蔵】

そして東京駅で解散。お米のエキスを飲み続けた楽しい旅でした。
そして体重もしっかり増えてました。まぁあれだけ飲めば・・・ねぇー。

今回は吝嗇家の幹事が張り切ったので(私のことですが)大変経済的に済ませることができましたのよ。青字で書いたところは、JR東日本のびゅうで予約した際につけられたサービスです。郡山駅の駅弁と会津若松市内の観光施設のクーポン券が一人1000円分付いてきて、それらをぜーんぶ使いきって帰って来ました。えっへん! 

旅の最中はみんなから初日に三千円、二日目に二千円ずつ徴収して、ゆずたんが持ってきてくれたジップロックに入れて私が管理し、旅館での追加飲食もここから賄い、交通費を出し、入館料やら体験料を払い、みなさんに800円のお釣りを渡すことができたんですもの! えっへん! 9人くらいの団体旅行だと個々人のリクエストに耳を傾ける余裕がないので、かえってやりやすかったのかもしれません。みんな、東日本、とりわけ東北の旅は、JRびゅうで予約すると経済的に旅を楽しめるいろいろなオマケが付いてきて楽しいよ!!!! マダムたちの普段なさっている旅はそうでもないらしいので、いろいろと喜んでもらえました。楽しんでいただけたよで何よりです。次回は夏の軽井沢あたりでさっくり吟行をぜひ!

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