商い上手

電話にて。
鞭「社長ーっ、あたい、明日舞踏会があるんだけど、どの着物着ていけばいいかしら?」
社「あの黒の縮緬の胡蝶蘭のにしなさいよ。唐織の袋帯して」
鞭「明日の舞踏会は立食パーティーだから、妖怪グラスがしゃんとか、妖怪なんでもこぼしが登場するんですよー」
社「大丈夫ですよ、うちのガード加工をかけてるでしょ?」
鞭「かけてたっけなぁ?」
社「かけてますよ。それでもなんかあったら私がどうにかしましょ!」
鞭「本当ですか? 大丈夫?」
社「えぇ、当店では現在丸洗い50%オフ中っすからね! 25日までですから。じゃっ!」
ちっ・・・この商い上手め・・・。
そういえば、以前、まだ東京にいた頃のロデムにこういわれたことがある。
 鞭沼さんなんて、仕事してるか、寝てるか、メシ喰ってるか、
 飲んでるか、こぼしてるかのどれかじゃないすかー。
まぁ、その通りなんだけど、本当のこと言われるとムカつくものだね。
ロデムって、大味だったけど綺麗な顔してたよな。綺麗な顔というか舞台俳優的顔立ちというか。

今日は麻布十番の最良心和食『たき下さん』で、今年お世話になったT氏と会食。そうかー、ビール一杯で赤くなっちゃう男子だったのか、ふーん、にょほほほー、と眺めながら加賀の井を飲んできた(一人で)(だって、彼奴は烏龍茶とか飲んでるんだもの)。
はっ、今日は久しぶりに着物を着たんですわ。
 
 ゆうな染めの久米島紬
 西陣の茶色に銀が混じった半幅帯
 木綿の衿
 黒の長羽織
 
 葡萄色の別珍の足袋
葡萄色の足袋、全体像から激しく浮いていましたけど、仕方ない、足元が寒いんですもの。ストッキングも履きましたことよ。足元が寒いからね。と心配しながら夜道を歩いてみたら、そんなに寒くなかったわ。ららら。

全然関係ないけど、犬派か猫派か姉歯といわれれば、迷わず犬派だったんですけどね、猫っていいよね、飼い主が気楽で・・・。たまに「遊んで、遊んで、遊んで・・・・・・・遊べっつってんだろ、がぶがぶがぶ」となることをのぞけば、本当に気楽でよいですね。

3 COMMENTS

MI子

わ~、舞踏会に何をお召しになるんですか?
何をお召しになるか決まったら、
ぜひぜひ写真をアップしてくださいませ。

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あー、あうー、どうしましょう。
今日別珍の足袋を履いたら暖かくて暖かくてしょうがないのですが、別珍の足袋を軸にして着物を選んだら、舞踏会で王子様たちと踊れないし・・。難しいわぁ。

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MI子

別珍の足袋を履いて行って、
会場では白足袋に履き替える
…というのはどうでしょう?
あ、ちなみに足袋がはける
3本指ストッキングという
大変暖かなものがあるのを御存知ですか?
和装用の白くてジャージの裾みたいな
あのダサダサな感じのではなく、
本当に普通のストッキングで、
ただ指先は親指・人差し指~薬指・小指と
3つに分かれているものです。
これは冬はいいですよ~。

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