死の一服を盛れど 彼女は招く

♪嵐からの隠れ家へ
友達たちとゴハン食べてて、こういう会話になった。
「そういや村上春樹って『自分が関東大地震を止めた』って言ってるんだって?」
「ちがうよ、それは角川春樹だよ」
「あ、そっちの春樹さんですか」
「村上春樹の『神の子どもたちはみな踊る』のかえるくんみたいですなぁ」
「かえるくんって?」
「みみずくんと戦ってるかえるくんだよ」
この角川春樹さんの話については、感動屋さんの山田玲司さんが描く「絶望に効くクスリ」第7巻あたりで掲載されると思うので、気になる人はチェックしてください。私はこの話を横で聞いてて、松本大洋の単行本「日本の兄弟」に収録されている「日本の友人」を思い出した。松本大洋さん描く世界を文章で伝えるのも野暮ってもんですから、その該当の台詞だけお伝えします。そこから想像してみてください。
「第一君は勘違いしている
 なにも俺は好きこのんでこんな事……
 ちくしょー ビルが…
 押さえてないとビルが…」
「羨ましいよ
 俺にお前がまるで」
「崩れるっ」
1995年にマガジンハウスから出版された本ですが、今なお自分の記憶に残るこの印象の濃さ・・・それはともかく、上の角川春樹さんのお話が「俺にはまるで」なことなのか、そうではないことなのか、それこそ神のみぞ知ることなのでしょうね。
日本の兄弟 神の子どもたちはみな踊る 絶望に効くクスリ 1―ONE ON ONE (1)
松本大洋は「ZERO」と「花男」が好きだわ、あたし。

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