『セクシーな着物姿』とはなんじゃらほい

あたしの中には一人のおっさんが棲んでいるので断言しますが、「セクシーな着物姿」ってのは、そう簡単に目に見える形ではこの世に存在しないと思いますよ。
大人のもにょもにょを着物を着たまま完遂いたしました、とでもいうような乱れた姿をセクシーは言わないだろう。アメリカ帰りの女性が書いた女性のビジネスマナーのコラムにあったのだけど、「まともな女性は、ビジネスの現場で網タイツを履きません」と断言してあったけど、それと同じことだと思う。
セクシーに見せたかったら、きちんと着るべきを着、抜くべきを抜く(衿を)、それに尽きると思います。
杉本彩の衿を抜けるだけ抜いた着物姿は杉本彩だからやっていいのであって、普通の女性が往来でやっていたら、「ちょっとちょっとお嬢さん、こっちにいらっしゃい」とお直しおばさんの総攻撃をくらうか、「アイタタタタ」と街中の人間から見て見ぬ振りをされるだけだと思います。
「エロかっこいい」「エロカワイイ」なんてぇ言葉は、どこぞのアイドルの存在意義をどうにか立ててやろうと思って作った言葉で、まともなお嬢さんたちの見栄えに適用しようとするにはちょいと無理があると思うわ。
なんてぇのかしら、「エロ●●●●」と二文字がついたとたんに、土下座してお願いすれば一回くらいはお手合わせしてくれそうな印象を感じますわ。そんなふうに言われて喜んでちゃダメよ。ま、そういう考え方も悪くはないんだろうけど(あ、また私の中のチョイ悪ダメおやじが勝手に喋ってるわ)(うっせーなー、酒くれよ、酒)(おだまりっ、今日はもう看板だよ)(なんだよ、巨人が連勝してるからって冷たいねぇ)(きぃぃっ、帰っておくれ! 巨人ファンはうちの店の敷居をまたがせないよ、たっちゃん、塩まいておくれ、塩!)(←一人二役脳内コント)

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