#MeToo のハッシュタグにのって「私もセクハラにあってました」「パワハラもひどかったです」という声が連日ガンガンのぼってきています。「そんなの俺の時代は当たり前だった」と言いたくなる世代の方がある程度いらっしゃるかと思いますけれども、「そんな俺の時代はもう終わってて、違う時代が始まってんるだね」と言い換えるだけでグッと印象がよくなると思うのでお試しあれー。
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それにしても、ほんっとに・・・
クリエティブの人ってなんであんなに偉そうなの!!!!
こちらは、広告代理店で働く女性の恋と仕事を描いた作品。おぉぉぉ、女として仕事人として私の五倍の人生を歩いてる! なんでそんなに働くの・・・。いや、いいんですけど、いいんですけど・・家に帰って「猫ちゃーん」とかやってよぅ・・・
まぁそれはいいとして
代理店の人ってなんでそんなに働くの?!!!!
そんなに働かないと回らない風土を作っているのは、そのクライアントだったりするわけですよ。みんなで打ち合わせを重ねて一所懸命作ってきたものをクライアントの社長の「違うのがいい」の一言でひっくり返したりする。むしろひっくり返さないと料金分損してるんじゃないかと思ってたりするんだろうか。アホか!!
そういう年収千五百万とか二千万の定年退職した元広告代理店の人のブログを読んでたら『あれだけ年収が高かったから年金も多いと思ってたが、受給が始まってからは気がついた。当たり前だけどあれは基本給にかかってくるものだから、普通の人と受給額が変わらない。あんなに体を壊すまで、家庭を壊すまで残業するんじゃなかった』という一文にぶち当たり、あぁそれは大変残念でございましたね、と同情した次第。
無職のホモ・サムソン高橋さんが中古の戸建を買って暮らしていくというお話。わたくし、電子書籍版を待っているので本編は全部読んでいないのですが、現在公式サイトで試し読みができます(太っ腹すぎないですか?)。サムソン高橋さんはハッテン場を求めて世界中を旅する大変アクティブな方で、さぞかし財政事情が豊かなんでしょうねーと思っておりました、が、実はそうでもない。
もうすぐ50歳。ひとりぼっち&ほぼ無職のホモが800万円で東京23区内に一戸建てを購入! しかし、この物件……風呂のお湯が出なかったり、夜なのに室温が40℃だったりとなかなかの強敵で…!?まぁ、800万の家ならたとえ無職でも海外旅行にあれだけ行くような方ならキャッシュで買える財力があるのよねぇと読み進めていきます、が、やはり、実はそうでもない。無職というのは誇張でもなんでもなく本当に無職で、原稿料は月2~3万、日雇いのバイトで食いつなぎ、交友関係をすべてシャットダウンして交際費をカット、一週間の生活費は5000円とし、爪に火を点すような鬼の節約! 無職期間は家の中に閉じこもり7ヶ月間で20万しかお金が減ってない暮らしを! えっ、どうやって・・・・! 東京で暮らしてどうやってそんなことが!!!!!!
この人が特殊なのかしらと思ってたら、元大手広告代理店のライターの中川淳一郎さん(声がすごくいい)が、上の「MeToo」事案について言及されていて彼のツイッターを追っていったら「あと数年で仕事をやめる」という書き込みが。
オレは今やメディア側の人間なので、広告業界なんて怖くない。しかも、もう数年で仕事は辞める。もしも広告業界でパワハラやセクハラを受けている方がいたら連絡しろ。いくらでもオレが告発してやる。
— 中川淳一郎 (@unkotaberuno) 2017年12月18日
やだ、中川さん、かっこいいい! そしてあと数年で仕事をやめるとな? それはそれは、一生働かなくてよいほど大きく儲けられお金を残したということでしょう、ふむふむ、なるほど、なるほど、さすが中川さん!などと続けて遡っていったらこんなコラムを書いていると告知されてました。
【暮らしのマネー:「ウチは貧乏だから…」幼少期に培われた金銭感覚に感謝する日】
物欲がありません、という中川さん、洋服にしても、ユニクロの白いYシャツと、タイで買った400円の黒いジーンズと4万7800円の黒いジャケット(長く使うものだから、これだけはいいものを買いました)しか着ませんとのこと。400円のおズボンに二桁違う五万円のジャケット、お金の使い所しってる方ですねー。中川さんは人より稼ぐ体質の上に、物欲がなく、浪費しようにもその感覚がない人生を過ごしてるのか! 彼はうっすらアル中かもしれないけど、この金銭感覚であれば早期リタイアできますわよね・・・・。こういう極端な同世代の男性二人を見て、もしかして私は浪費家なのかとドキドキしている次第でございます。
400円のおズボンで思い出したんですが、お歳暮買いに行った某百貨店でその催事場の奥で冬物バーゲンをやってまして、デニムを新調したくてフラフラと覗いてみたらなんだか会場が肉々しい。むちむちぽよぽよした女性が多すぎる。会場入口を見返してみたら「クローバーサイズバーゲン」と書いてある。クローバーサイズとは、つまりはぽっちゃりさんのためのサイズの表現。こんなバーゲン会場で今も自宅のタンスで眠ってるのと似たようなデザインのつまんない服を2~3万出して買うくらいなら、月額数千円のスポーツジムに通ってダイエットして2~3kg痩せたほうがよっぽどいいのに、なんで解決できない方法にお金を注ぐのかしら、不思議ねー。わー気をつけようー。はっ、そして浪費してる!?
ツッコミ忘れたけど、400円のジーンズに5万円弱のジーンズ!
すごい取り合わせですな。
何を幸せと思うかですな。
私は服に埋もれて死ぬなら本望!
ちなみに知り合いはピンクハウスの大ファンで、
神戸の震災の時、部屋に突っ張りポールでつり下げていた
おびただしい数のピンクハウスの服がどさっと落ちて、
その上から家具が倒れたんだけど、
服がクッションになって命拾いしたんですよ。
「一生、金子先生について行く!」と言ってました。
その後、金子先生は引退しちゃったけどね。