寒昴みんなおとわが好きだった/大河ドラマ「おんな城主直虎」最終回

おんな城主 直虎 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)

高橋一生が磔にされて「これでよかったんだ」という笑顔でもって死んだ回の前後から、真剣に見始めましたが、思いがけずにいいドラマでしたー。真田丸は後半、「え、これから、私たちにできるのは死にゆく者たちへの祈りだけですね」となってからは切なくて辛くて。

・決して強くない関東の雑魚からのし上がっていく阿部サダヲの徳川家康像は、これも思いがけずに大河ドラマ史に戦国ドラマ史に残っていくと思います。しかも最終回には褌姿のサービスショットまで。あの背中の皮膚のハリ、何歳かわからない! この人も年齢不詳の妖怪としとらずですね。

・海老蔵の織田信長は「うわーん、あんなにココロを込めたプレゼント選びのひとくさりとか、ほんとやめてー!」のワンシーンがお上手すぎる。あれではまるで忖度死ではありませんか!

・にゃんけいちゃんたち、無理してない感じでよかった。愛護されながら撮影していたことでしょう。

・龍雲丸と万千代はいつ見てもノリノリでよかった。ああいう役こそ、ノリノリのイケイケな感じで演じていてほしい。

・山本學さんの演じた甚兵衛の死をきちんと描いている場面も、あの谷を大事にする一族の思いが伝わってくるようでよかった。

・髙嶋政宏の本多忠勝、ドアップの人の後ろで毎回アワアワしてたりハラハラしてたりオロオロしてたり一緒に泣きそうになってたり・・・。視聴者が期待している本多忠勝像以上を演じてくれたと思う。主要人物の背後でちらちらと映る表情を見るのが楽しみだった。弟の高嶋政伸が白塗りの北条氏を昨年やってたことを思うと、二年連続なかよく出演でなおよかった。

・尾美としのりの榊原康政、いいー。執務官って感じでほんとにいいー。大事なことなので二回「野伏などに襲われないとよいのですが」と念を押してた六角精児の本多正信もニヤニヤが止まらなかった。

・柴咲コウが美しすぎて毎回目がくらんだ。

企画意図によりますと、本作品は本来の大河ドラマが目指した「エンターテイメント性の高いゴージャスなドラマ」に帰ることを狙って制作されたとのこと、その使命は充分に果たされたと思います。一年間お疲れ様でした。面白かったです!

NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」 緊急特盤 鶴のうた

1 COMMENT

あそう

毎回欠かさず観ました。私はかなり面白かったと思うのですが、視聴率は厳しかったみたいですね…。伏線の張り方と言い、史実や伝承の盛り込み方と言い、観ている方に無理を強いず、かつ、意外性もぶち込まれていて、いや昨年に続き、良いもん見せてもらいましたー!

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