やだ困る別の地平が開いちゃう/井上佐藤「10DANCE」

10DANCE(1) (ヤングマガジンコミックス)

あらすじはWikipediaから。
ラテンダンサー鈴木信也(すずきしんや)とスタンダードダンサー杉木信也(すぎきしんや)。競技ダンス界では交わることのなかったはずの二人が、とある大会をきっかけに10種のダンスを競う「10ダンス」を目指すことになる。スタンダードとラテン各5種を踊るという高度な技術とスタミナを要求される10ダンス。これを制覇するために二人はお互いのダンスを教えあうことになるが…

競技ダンスには以下のダンスの種目があるようです。

スタンダードダンス
1.ワルツ
2.タンゴ
3.ベニーズワルツ
4.スローフォックストロット
5.クイックステップ

ラテンダンス
1.チャチャチャ
2.サンバ
3.ルンバ
4.パソドブレ
5.ジャイブ

そのダンスの世界にトライアスロンのような激しい競技種目があることをご存知でしょうか? スタンダードダンスだけでも5種類あることを初めて知ったような私ですが、スタンダード5種、ラテン5種の競技ダンスを、一次予選、二次予選、準決勝、決勝の4セット、1日40曲踊る大会です。体力面ではグレートレース、集中力でいえば大津の競技かるた名人位・クイーン位決定戦みたいなものです。華麗で優雅な世界にこんなスポ根的要素盛りだくさんの種目があったとは。見ている方も長時間の集中力が必要とされる大変なスポーツです。

そんなど根性☆スポーツ漫画かと思って読み進めていきますと、絵柄は美麗で、表情も豊か、人間の体って骨と肉でできているんだなーというしっかりとした体の描き方、読み進めるうちに「あれ? 成人男子の新聞やスポ根漫画と思って手にとったはず」という自分の購買動機を何度か確認せざるを得ない局面にぶち当たり、3巻にもなると「なんか すごいこわエロい人きた」という素晴らしいセリフまで登場してきます。表紙イラストのアレがアレな感じでアレなもんですから、もしかしてこれはスポ根漫画でありつつ別の要素が色濃い作品なのではという確信を得る3巻中盤には「あらあらーまぁーあらー、あーらー」という声がでるシーンが登場し、まぁまぁ、あなた、丸の内線をそんなことに使ってはいけませんよ、と読んでるこちらが顔を赤らめる始末。

わたくしは、一昨年の冬、ある作品から、人間が生きていく上で根源的に必要なものは、愛と全力のエロスとデートの最中にパッと指輪を買える経済力(分割でもええんやで)とカツ丼だと教わりました。わたくしはこの競技ダンス漫画で一体なにを教わるのでしょう。うふふ。これからが楽しみです。

今なら一巻無料開放中ですよ!

 

ユーリ!!! on ICE アイスキャッスルはせつ業務用 折りたたみコンテナ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください


Notice: Trying to access array offset on value of type null in /home/users/2/oops.jp-mouse-design/web/wp-kimonomichi/wp-content/plugins/amazonjs/amazonjs.php on line 637