光はあれど音は聞こえぬ

雷の音でか、雨の音でか目が覚めてしまった。眠いのにー。
外を見たら、六本木ヒルズ森タワーに吸い込まれるようにおちる虹がかかっていた。久しぶりに虹を見たような気がいたします。

友人が発言小町のあるトピを紹介してくれた。
今年40歳、webデザイン習っても意味ない?
「45万の学費を払ってWebデザイン習っても意味がないでしょうか? その学費を払ったところで、HTMLというのが組めるだけらしいのですが」という趣旨の質問です。うーん。かなりきついコメントをつけている方が何人かいらっしゃいますが、小さいなりにもウェブの仕事を10年やってきた自分だったらどう答えるでしょうか。
生活を立てるための仕事として考えるのならば、そんなのんびりしたことをいわず、まずは自分でリファレンス本を買うなりなんなりして独力で勉強してみたほうがいいと思います。45万の学費を消化するとなるとその学習時間は半年ほどかかるということでしょうか?リファレンス本を使ってある程度のHTMLを組めるようになるまでは、努力すれば一ヶ月ほどでなんとかなると思います。年齢を考えれば、時間を無駄にするのが一番惜しいと思います(それは私にも言えることですが)。
えらそうなことを言わせてもらえば、こういう技術系の仕事に就きたいと思ったら、職場の足を引っ張らない程度の基礎知識を自分で短期間に身につけて早く現場に入ったほうがいいと思います。なんのために学ぶのかよく考えて、経済的にも合理的な選択をされることをおすすめします。
こんなところかしらねー。やさしすぎるのかしら。
このトピを読んで考えてしまったのだけど、この2006年に、私が25歳だったとしても、一匹狼のウェブ屋として起業しようとは思わないかもしれません。私が仕事を始めた1996年末と比較すると、現在は一人でカバーできないほど仕事の範囲が広がっていると思います。お客さんの要求も高まっているし、明確になってきているように感じます。ウェブだけのことを考えていればいいのではなく、マーケティングのイロハのイの字くらいはかじっておかないとついていけないところもあります。
10年前は業界がまだ産声をあげたばかりで、まだなにも整備されていない状況で、技術も回線もトラフィックも貧弱な時代だったから、私程度のスキルの人間でもスタートを切ることができて、時代の進化とともになんとかやってこれたのだと思います。後から「あの時代、どれだけぼろもうけしたか」という話をほかから聞くと、すげぇなぁとただただ驚くばかり。なんだかなぁ。
そんなあたくしは、マイクロソフトが今後開発するブラウザは、●●というタグが使えなくなると発表した、という夢を見ました。これはこれでいやーな感じでしたよ・・・・
おぅー、ラジオからプリンスのパープルレインが。この歌はとてもいい歌だけど、舞台が終わる感じがして少し切ないのですよねー。

3 COMMENTS

Sっちゃん

えーっと…たとえばですね、
イラストレーターになるのに専門学校を出ていなくては『ならない』とか、役者になるのに専門学校をでなくては『ならない』とか、いつからそうなっちゃったのでしょうか。
学校が悪いとは思いませんが、モノを作り出す仕事は、学習してテストをクリアすれば良い、というものではないということでしょうね。
私も時間をムダにできない世代なので、これはいろいろ考えさせていただきました。うーーむ。

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むち

うんうん、Sっちゃん、あたいもそれが言いたかったのよ。学んだところでそれを身に着けるかつけないかは本人次第ですしねぇ。
私は、こういう学校に通わずにこの道に入ってしまいました。途中、時間とお金に余裕ができてから、セミナーなどに参加しました。技術的に根本で見落としがあるような気がして参加しましたが、案の定そうでした。そのセミナーの授業料は月5万円くらいでしたが、あれは役に立ちましたねぇ。

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ウカパパ

とりあえず思うことは、クリエイター系の仕事をしたいというヒトは、どんなに技術レベルが低かろうと、アウトプットを出し続けることかと。
HTMLとか、CSSやらとかは技術であって、基本的には制約条件にしかならない。何を作るという構想がいかに安定して出し続けることができるか、ということじゃないかと思うのですが

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