私がなぜようやくNetflixに加入したか／Netflix ゲイ5人組の世直しリアリティ番組「クィア・アイ」

チャンネルはそのまま！

佐々木倫子原作の「チャンネルはそのまま！」が見たくてNetflixに加入。北海道のローカルテレビ局「北海道☆テレビ」にうっかりバカ枠採用で入社してしまった主人公雪丸 花子が巻き起こす騒動を描いたコメディ作品。テレビ番組が世の中に出てくるまでを丁寧に描いている側面もあり、営業部・技術部・編成部の苦労なども知ることができ、社会見学とおもしろドラマが一度に楽しめるという素晴らしコンテンツ。水曜どうでしょうの藤村Ｄも本人役みたいな感じで登場し、全５話を貫く出演者としては大泉洋が登場、うれしーもボンクラ文化人枠で登場、鈴井さんは社長役、ライバル局の部長にヤスケンさん、チームナックスやヨーロッパ企画のみなさんになぜか東京０３の皆さんも。藤村Ｄが「うわーこの人、ほんっと出たがりだなー」と感じるギリギリのところで演じてて安心。見やすく面白く明るく軽快でベスト配役っぷりにニヤニヤしたり、なにしろ雪丸花子を演じる芳根京子さんの爽やかさに気持ちよくなるドラマでした。

水曜どうでしょう　サイコロの旅

「チャンネルはそのまま！」を見終わったあと、はてあと無料期間に何を見ようかしらと探してたら、水曜どうでしょうの「サイコロの旅」「夏野菜」「甘い物対決」「ジャングル・リベンジ」あたりが配信されていることを知り、サイコロの旅を見る。ぎゃー、1998年、大泉洋若い！　鈴井さんいい男！　サイコロの旅ってさー、何度もいうけど、この時代の日本の地方都市の様子や公共交通機関の状況を確認できる貴重な映像証言集だと思うのよ。大事にしていきたい平成のコンテンツですじゃ。で、甘い物対決、今見ると鈴井さん、仕事とはいえよくやったな、拷問だよね。
なお、甘い物対決にインスパイアされた「日本縦断一筆書きの旅」はこちらから。

クィア・アイ

いやしかし何度も見た水曜どうでしょうをいつまでも見ているわけにはいかない、大泉洋なんかいまや大河ドラマ俳優になっているのに、私ってばまったく成長していないではないですか、さてそうしましたら次は何を見るべきかしらと、ツイッターを見ていたらＧＱのある記事が気になった。Netflix のオリジナルのリアリティ番組『クィア・アイ』の出演者のインタビュー記事。

　リアリティ番組『クィア・アイ』がぶち破る壁──タン・フランスとの3時間

『世界はポジティブ・コンテンツに飢えている』という出演者の言葉に共感し、また彼のインタビュー動画で「一番印象的だったのは、どのシーズンも第一話です」とも言っていたので放映中の３シーズンの第一話をすべて見た。はうっ。

『クィア・アイ』という番組は、フードとワイン、インテリア、美容、カルチャー（というかメンタル）、ファッションの５つの分野のエキスパート軍団が、悩みを抱える人を改造し、生まれ変わらせるリアリティ番組。パーソナルスタイリストや美容アドバイザーなんかは日本でも馴染みがありますが、人生というのはそれだけではない、きちんとした住まい、美味しく健康的な食事、そして健全な精神とともに構築していくのですという人選。

シーズン１の第一話は、５８歳の人生を諦めてしまったブサイクなおじさんの改造計画。彼らがやりたいことがすべて詰まっていて、鮮やかに成功している回。最高。
シーズン２の第一話は、教えるつもりで押しかけた５人組が、その彼女に逆に教わり救われる回。全米が泣いた。
シーズン３の第一話は、アラフィフの女を捨てたカントリー狩猟ガールが迷彩服を捨て生まれ変わる回。勇気が湧く。

これらを見ての私が得た教訓。
・今風だけど年相応なファッションを
・重ね着で視線をそらせ
・保湿大事、超大事。髭や髪にも保湿を。
・髪型大事、もっと髪を労って！
・大切なのはSPF、正しいケアを！
・愛するひとを呼べる部屋を作れ（難しい！）
・カプリパンツは履くな（クロップドパンツはいいんだ、そうなんだ）
・ヒールのある靴を履こう！（半年ほど履いてないな）

それにつけても、アメリカの住宅事情の潤沢さよ・・・。カルチャー（というかメンタル）担当のゲイがとても紳士的で穏やかで彼の仕草一つ一つに他人への思いやりが満ちていて見習っていきたい。これを見て、私も各方面に目を肥やしていきたいと思います。いやーもーこの平成で何が一番変わったって、お客さんところに行く服がスーツとハイヒールから、デニムとスニーカーに変わったことだよなって。。。