柿若葉郵便受けの小鳥の巣/実家じまいは自分じまいの一里塚/引っ越しは日通ですわ

5月の連休から何度か長野に帰り、実家の片付けをしている。北陸新幹線を上田で降り、その近くで暮らす長姉の車で長野を縦断し実家へ。姉の白い車は春まだ浅い長野道をかっ飛ばし、初夏の色の濃い実家のある南信まで移動する。そういうことを一ヶ月の間に3回繰り返した。家を借りたいと申し出てる方がいることを知り、この機会に彼らが住めるように家の荷物を処分することにした。

先日は業者さんを呼んで、家財道具を一掃した。2トントラック2台、ハイエース4台、軽トラック1台、やってきたスタッフさんは全5人・計14時間の労働。平均1立米1万円という見積が高く感じられぐぬぬーと思ったものの、終ったあと都内でそういう実家じまいの経験ある友人らに話したら「安っ!」「大人が14時間働いて2トントラックが二度往復してその値段!?」と叱られそうな勢いだったので猛省しました。大変失礼いたしました。

回収が始まる前に、地元の知り合いに「ほしいものあったら持っていっていいよ」と声をかけた。軽トラで乗り付けてきたその人は、家を借りたいというご家族も一緒に連れてきてくれた。まだ使える家具や食器、アンティーク的にぐっとくるインテリアなどはその二組の家族が持ち帰ってくれた。ありがとう。

しかしいきなり大家と貸主の面接開始ですわ。ドキドキ☆ あとできいたら「自治体が用意したオール電化・オールフローリングのナウでヤングなおしゃれ集合住宅に住んでいる」ということで、えっ、こんな紙と木でできたようなニッポンの古民家でいいの? いいの? と確認したくなった。したくなったけど、まぁぜひともお住まいください。


引っ越しは日通
家財道具で悩んだのが立派な仏壇と、母が大事な書類を入れていた小振りな桐箪笥と、私が買ってやった液晶テレビ。仏壇を家財道具として回収してもらうというのは少々気が引けて、私が引き取ることにした。だってすごいお値段だったの子供心に覚えていますもの。残りの2つも私が引き受けた。

この荷物は最初、ヤマトの家財配送便を予約したら「仏壇は運べません」と断られ、困っていたところ日通の存在を思い出しウェブで予約。こちらは2トントラック半分くらいの荷物を梱包し、運び出し、長野から東京まで運んでくれて、家に運び入れてくれて、梱包解いて設置してくれて税込35000円。やっ、安い! いいの? いいの? そのお値段でいいの? 

日通の制服を着た地元の配送業者さんがキビキビとやってきて、仏壇の梱包を始める。惚れ惚れとする美しい梱包。まずプチプチで巻き、さらに日通のロゴ入りの厚手の紙の包装紙で巻き、その上にキルティングの梱包用の袋をかけ最後にロープでぎゅっと縛る。トラックの中ではコンテナにゴムバンドで固定し、「おたくの荷物、間違いなく無事に届けますぜ!」という姿をしっかりと見届けさせていただきました。素晴らしい。縛るのが上手な男性、すごくいい。私も百貨店でバイトして「ものをきゅっと梱包する」技術を学べばよかった。

思えば以前も日通で引っ越したとき、着物用の箱をビシッと用意してくれたのは日通さんでした。この果てしない荷物愛、梱包愛、運送愛! 日本に日通がいてくれてよかったと思った瞬間です。


そういうわけで、仏壇は我が家の北の部屋に鎮座しています。そんなに違和感ない。むしろ仏壇がきたことで、住まいがビシッとしてきた感じ。これから数年かけて、お母さんが残してくれたお金で、小さいものに買い替えたり位牌を書き換えてもらったりする予定。あとはリモワかどこかが運べるスーツケース仏壇を作ってくれればいいんだけど、そんな時代はこないのかな。

桐箪笥はリビングにやってきて、実家からもってきた母親から託された着物や帯などを収納。その上にテレビも設置し、早速ハードディスクもつけて録画できるようにした。リビングで使っているイギリスからやってきたアンティークなテーブルと色合いがあっていて違和感がない。猫も新しくやってきた箪笥を気に入ってくれたようです。

でも私が死んだときにこの荷物を誰が処分するんだろう、姪っ子はやってくれるのかしら、ていうか骨を拾ってくれるかしら、PCの中身は特にやばいものはないんだけどお高いバッグと着物はお友達に処分を託すことにして・・・ などと未来に思いを馳せたりもして、家じまいは自分じまいの一里塚でもあるなーと思ったりもした。

 

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1 Comment

ラミー

お疲れ様でした。

うちも以前は大きな仏壇でしたが…あれは不思議なことに、それなりにどんな家にでもなじむんですよね。デカいけど。
コンパクトになってから、猫嫌いの父なのに、上に猫ちゃんに載られたり(笑)。でも猫様も、あんまり触ってはいけないんだというのは、いちおう理解していそうです。

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