8/14-8/21
世の中は夏休みでしたが、珍しくずっと仕事をしていました。毎晩猫が袖机に登ってきて、「まだ寝ないの? 一緒に眠る時間だよ?」とずっと待っているのがいじらしい。いじらしいのではありますが、Ctrlキーがバカになるほどキーボードを叩いておりました。
朝ドラ「らんまん」
「木曜日に華々しいピークを朗々と描き、金曜にどん底に突き落とす」というパターンを知ってから身構えておりました。身構えておりましたが。。。。らんまん、一年くらいやってくれないかな。松永教授の人生だって知りたいし、藤丸くんや波多野さんの活躍も見てみたいよ。
山岸凉子「ゆうれい談」
短編5本のうち、既読のものが一本。その既読のものの中で「比叡山から琵琶湖に下りるのにものすごく時間がかかった話」があり、実際はどんなんだったんだろうと思っていたら、未読の「タイムスリップ」という短編で詳しく紹介されていた。なるほど。怖い。223ページ、美しい1ページなんだけどほんとうにゾッとした。怖い。
山岸凉子のホラーものはこの夏まとめて角川から電書化されたそうです。みなさまもぜひ。
マティス展
完全に出遅れた。人多すぎ。流しそうめん状態。音声ガイドがなかったら印象に残らなかった展示となってしまったかも。会期のはじめにさささーっと行っておくべきでした。傑作と呼ばれる作品も多く展示されていたし、特にロザリオ礼拝堂の展示は素晴らしかった。素晴らしかったが、それにしても人が多すぎた。痛恨。時間指定のチケットを購入しましたが、美術館の人数制限とはどういう設定でなされているのでしょう。入れ過ぎでは・・・?
以前、箱根のポーラ美術館で見たマティス展は、彼が構成した絨毯も展示されており、なかなかの内容でした。地方(箱根を地方といったら怒られるかもしれませんが)の小美術館(ポーラ美術館を小美術館といったら叱られると思いますが)も侮れません。
などと箱根のポーラ美術館の緑美しきカフェに思いを馳せながら、上野松坂屋で、メニュー表にあった写真に比べ随分と幅が狭い桃のタルトを食べてお茶して帰りましたとさ。
鳥島漂着物語 18世紀庶民の無人島体験
18世紀、江戸の時代に鳥島に漂着したひとたちの物語。享保の遠江国の宮本善八船と吉村昭の「漂流」の無人島長平のふたつを詳しく紹介している。乗組員の出生地を著者が丹念に追っていくと、必ずその地の人別帖や寺の過去帳にその足跡が残っている。識字率の高さと記録好きな先人たちよ、彼らの人生を文字に残してくれてありがとう。
アークティックノルウェー
8月第3週あたりで、ノルウェーの極北の地で執り行われる4日間のステージレース、それがアークティックノルウェー。どのくらい極北の地かというと、欧州の大陸の最北端! 最終ステージのゴール地点は地球儀のモニュメントが飾られたノールカップ岬!
気温は8月なのにすでに10℃以下、ダウンを着た観客もまばらで(だってそもそも家がない)、行く景色行く景色が留萌-稚内-宗谷村の国道238号線をもっと広漠にした風景。それでもかわいらしい家がポツンポツンとある。みんなどんな仕事をして暮らしているのだろう。
ノールカップ岬から首都オスロに行くには陸路2000kmの車の旅となり、2000kmとは稚内-羽田-鹿児島空港がだいたいその長さだそうです。チリは南北4500kmありますが、諾威もまた南北に細長い国なのね。
週末はこれを見ながら、パターン柄の刺繍をちくちくとしていた。実況・解説のひとたちもノルウェーに対してあまり情報がないらしく、「わっ、トナカイ! トナカイの群れですよ!」「わーなんでしょうねーこの大きな鳥は・・・」「なんでしょうね、あの船は(海洋油田でつかう船だよ!)」「小さいトナカイが飛び出してきちゃいました!」と素で楽しんでいたようです。小さいトナカイが先頭集団の前に飛び出したシーンはほんとうにびっくりしました。事故がなくてよかった・・・。
ノルウェーといえばミッションインポッシブルのロケ地として2作連続で登場! 今回の鉄道シーンのロケ地に行かねば、ハフハフ!! ミッションインポッシブル6は新しいヒロインや悪役がえらく小物ですよね、圧倒的な悪感がゼロ。がんばれえ。
サッカー女子ワールドカップ
結局イングランド対スペインという男子の決勝戦みたいなことになってて、いやはや体が大きいな外国の選手たち・・・。なでしこのみんなもがんばって!!
そんな夏の終わりの自転車レースと穏やかな刺繍とCtrlキーが壊れるほどの仕事の日々でございました。もう八月も終わりですね。。
キーボード新調するかな・・・いつものLogicoolの。
OとKとNとMの印字が取れちゃってるし。