青鷺のやふにすつくと生きていく/金田一春彦「ことばの歳時記」/コロナショックに寄せて その18

ことばの歳時記

国会議員が尾身先生に向かって乱暴な言葉遣いをしているのをみて、いつから国会ってそんなラップバトルみたいなことになってしまったのかとおのろいた。そのニュース映像を見たドクターのみなさんが「夜の救急外来で怒鳴りつけてきたクレーマーのことを思い出した」と嫌な記憶が掘り起こされたことをツイッターでつぶやき、ドラッグストアの店員さんは客に詰め寄られ疲弊し、イギリスでは「俺はコロナだ」と唾を吐きかけられた駅員さんが感染し亡くなってしまったというニュースが。「欧州って全然先進国じゃなかったんじゃん」という思いを日に日に強くしておりますが、って思っちゃうんですけど、みんな乱暴すぎるよ! もっと他人に敬意を持っておだやかにお行儀よく振る舞ってください。世紀末ですよ、これじゃ・・ヒャッハー・・・。

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他人の乱暴な言動に心がざわつくのを抑えるため、本棚から金田一春彦の「ことばの歳時記」を取り出し、今日の項目を開いた。今日5月13日は、「木の芽」。

「木の芽」をもとにして、いろいろとかわった俚諺が多い。登場操教授の『全国方言辞典』によると、奈良県のある地方に「きのめづわり」ということばがある。これは初夏の若葉がとくに美しく映えるころに感じる、独特のけだるさを言うそうだが、心にくいほどたくみに美しく表現したことばではないか。

いい言葉だなー。金田一春彦先生の文章の中のひらがなのバランスがやわらかく、ぬくもりが感じられる。こういうものに触れて、ひっそりと穏やかに暮らしていきたいものです。

ことばの歳時記 (新潮文庫)

今期の朝ドラ「エール」

毎朝毎朝ヒリヒリした思いで15分間のドラマに対峙せざるをえなかった前記の朝ドラ「スカーレット」。ほっこりしたり、ニヤニヤしたりあぁぁーばかーそれを言っちゃぁおしまいよぅとモキモキしたりさせられたり、本当に気の休まらない時間でした。

今期の朝ドラ「エール」は、古関裕而先生をモデルにしたドラマで、お気楽ほのぼのバカップルラブラブ愛されドラマで、すんげーーほっこりする。気楽に見てられる。これはこれでほんとうにいい!! 

朝ドラに毎回なぜか不自然に登場してくる喫茶店という存在の店長なのが野間口徹なのもいいし、やる気ないけど自分の権力の椅子から絶対降りそうにないレコード会社の怪しげなプロデューサーが古田新太なのもいいし、長男を愛するしか能のないバカ親父を唐沢秀明が豪快に演じているのも好感持てるし、娘の恋愛を後押しする肝っ玉エレガントママを演じる薬師丸ひろ子もいい。「あまちゃんはよかったんだけど、なつぞらはどうも・・あのボインで人生の扉をガンガン開いていくのがどうも受け入れられない」という人には向いてると思う! 大正時代という少し前の時代が舞台なのも楽しめる要素なのかもしれない、ちょっとファンタジーめいた感じで。

そして、大正時代の福島の呉服商の主人公の家のリッチさと、昭和を描いたスカーレットの主人公の家の貧しさときたら。大正時代ってのは豊かな時代だったんでしょうなぁ。スカーレットの時代のほうがよほど生活が苦しそうですものー。いろいろ勉強になりました!

連続テレビ小説 エール Part1 (1) (NHKドラマ・ガイド)

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