試し読みしたらドハマリしちゃった・・・
すぐ死ぬ吸血鬼ドラルク(ルーマニア吸血鬼と日本吸血鬼のハーフ)と、吸血鬼退治人のロナルドの新横浜を舞台に繰り広げられる痛快バディ物語・・・・といっていいのでしょうか、どうでしょうか。本作のアイドルはヌーヌーと鳴き声をあげるアルマジロのジョン、ドラルクのことがが大好きなアルマジロのジョンが大変にかわいい、ずるかわいい。ポケモンでいったらイーブイなみのかわいらしさです。禁じ手すぎる。
圧倒的なネタの量、場面転換の鮮やかさ、時間の圧縮表現(ドン・スナァ・ヌーーーー この3語で吸血鬼のドラルクになんらかの危害が加えられ(ドン)、死んで砂になってしまい(スナァ)、それをアルマジロのジョンが嘆き悲しむ(ヌー)を現しています)、すっごい熱量なんですけど、よくこのテンションで16巻まで連載続けていらっしゃることよと作家さんの努力に敬服しつつ、毎夜一冊ずつ買い求め読んでおります。ヌー。
さすがはマカロニほうれん荘を生んだ週刊少年チャンピオン・・・と鴨川つばめのマカロニほうれん荘も読み直してみた。鴨川つばめさんのコマ割り、画面転換、スピード感・・・天才だ。この人が切り拓いた日本のポップカルチャーとギャグ漫画の裾野の広さといったら!! この時代は江口寿史の「すすめ!パイレーツ(1977年-1980年連載)」もありましたが、角度の鋭さからいったらマカロニほうれん荘が子供ながらにも印象的だった。
いやはや、オータム書店・・・じゃなかった秋田書店、恐るべし! しかし、鴨川つばめさんのWikipediaを読むと複雑な気持ちに。オータム書店・・・・! いまはそんなひどい仕打ちをしていないことを願います。