コクーン歌舞伎 『三人吉三』

Y夫人にお招きいただき、コクーン歌舞伎の『三人吉三』。Y夫妻と仕事でお世話になっているI女史。
コクーン歌舞伎は、そんなにハコ全体が広くなく、客席全体がぎゅっとした感じや、余計な照明が落とされたときの真っ暗さ加減が、限りなく『小屋』っぽくて、歌舞伎を見ている間は夢を見ているような気分になる。
三人吉三は吉三と呼ばれる三人の物語。一幕では、吉三三人が出会い、ロード・オブ・ザ・キチザ、これから三人で悪事を働こうねぇじゃねぇか(中村屋ッ!)で幕が閉じ、休憩。第二幕は、一条ゆかりの「砂の城」並に濃すぎる家族事情が明るみになり、それらが不幸や災難のたびに一枚ずつはがされ悲惨、あぁ、なんてぇ不幸な吉三たちよ、よよよでニ幕目終了、最後は真っ白な舞台いっぱいを使った大捕物で話は終わる。万延元年・1860年の作の三人吉三、あとちょっとで明治維新という時代に作られたお話なので、かなり退廃的です。
いやー。明後日28日が最終日ということで前半はノリノリでしたし、練れていた印象を受けました。お客さんも最後は総立ちで、カーテンコール3回。おぅー。カーテンコールの途中、勘太郎ちゃんのまわりをみんなが「アレやれよ」「やれよ」「えっ、やっていいのー?」となにかやりあってるなーと思ってみていたら、なんと勘太郎ちゃん、ビリーさんやってくれました。背後の美女軍団役は大捕物のときに登場してきた白い着物姿の若者大勢。サーコ! しかもやりこんでいる人にならわかる、彼が選んだネタの充実した選択、グッジョブ! さすが歌舞伎役者、姿勢が綺麗だったわー。ってそこを一番ほめるのかい! 勘太郎ちゃん、また好きになっちゃったじゃない、バカー! 役者さんとしては特に笹野高史さんがよかったです。
コクーン歌舞伎の後、蛇の健寿司というおすし屋さんに連れていってもらった。Y夫人がネットで「渋谷 寿司」で検索したらヒットしたのが、東大の中原教授という方のブログのこちらの記事だったそうで。Y夫人も初めて行ったお店でしたが、ものすごくいいお店でした。大人になってから初めて鯨をいただきましたが、鯨のお刺身があんなにおいしいものだなんて! 
とても良い1日でした。Yさま、ありがとうございました。
コージさん、手玉に取られすぎ!!!(どんど晴れの話です)
ヒグマ更新。はんとうめいなカラーで 顔が見えない。

2 COMMENTS

ぎゃー。お寿司おいしそう~。
近所なのに知りませんでした。
いってきます!!!

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スガ

そうなのよ! ヨララ事務所のとってもご近所さんですよね? いいお店でした。
昨日ラッチに電話して近くにいるので来襲させてください、ついでにお金も返します、ととお伝えしようと思ったのですが、遅くなってしまったのでやめましたの。1日には必ず!

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