浴衣美人

7月、梅雨のさなかではありますが、浴衣の季節がやってきましたねー。浴衣の生地にもいろいろございまして、たとえば木綿地の紺のものだと本当にお江戸のワンマイルウェアって感じにくつろいで着たいですし、同じ木綿でも絽が入るとぐっと女っぽさがあがってワンマイルの範囲がほんのちょっと広がりそう。柄によっては衿をつけて足袋を履いて街着の着物として着られます。
先日、地下鉄で。
木綿地の紺の浴衣を着たたっぷりとした体型のお姉さんがどすどすとやってきてどかっと椅子に座りました。紺地にはかまわぬのような判じ絵の柄。その浴衣にあわせて持っていたのは、大きなサイズのエルメスのバーキン。えぇ、えぇーと、うーん、もっとちっちゃいかわいいバッグのほうが浴衣にはあうと思うんだけどなぁ。背が高くて大柄の女性だから、ちょっと背の高い大きめの竹カゴとか巾着のほうが雰囲気は出ると思うんだけどなー。存在感のありすぎる革のバッグって、夏の浴衣にはちょっと重すぎるのではないかしら。鞄の中に着替えとかが入っていたのかなぁ? むー。
私は、ワンマイルだったら極力荷物を減らします。帯の間にさくっと入る小さなカードケースにお札と鍵(場合によってはキーホルダーからはずし一本だけ持ち)を、携帯電話も帯の間に、小銭入れも帯の間に。せいぜい2~3時間のおでかけだったらこれで済ませちゃう。地下鉄に乗るような場合にはさすがに鞄を持ますが、若い娘っこという年齢でもないので、相応のコーディネートで歩きたいものですな、コーディネートはこうでねぇと! なんてなー(秀島部長)。
あぁ、今年もこうやって道を歩く浴衣姿の女性にいちいちツッコミを入れながらこの季節をやりすごすのでしょうか。仕方ありません、私の体の中にはシリアルママが一人巣食っているのですから。
「冬に白いハイヒールを履くなんてー!!!」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください