馬術が熱いぜ!/東京五輪反省会その2/各国の馬術服を集めてみたよ

グリーンチャンネルで五輪の馬術競技だけは無料開放してくれているので、心のこもった実況と丁寧な解説で競技をじっくり見ています。お貴族さまたちの東西交流の片鱗ですとか、年間のお小遣いが5億くらいないとできないスポーツなんじゃないかとか、いろいろなものを感じながら。乗馬競技でわかったこといろいろ

制服かっこいい問題

ジャケット、シャツとネクタイ、パンツ、乗馬ブーツ。競技によって着用するもののデザインが違うようで、ダブルとシングル両方用意する必要があるようです。ネクタイは白いものを着用している方が多かった。一番格好良かったのは、イギリスの乗馬服、さすがイギリス、お貴族の国!

イギリス

アイルランド、緑!

ドイツ、金! 心臓を捧げかねん雰囲気がある!

インド! ローカル色あふれるいい凛々しいデザイン、素敵!

スエーデン! 青が利いてる!

フランス! 全体が国旗っぽい佇まい!

オーストラリア 黄色と明るいブルーが彼の国っぽい

USA!USA! どうしたってアメリカっぽくなる、エンブレムのせいだな

イタリア あっさりしてますが実は立ち姿がすごくかっこいいのでは?

スイス!全体はわからないけど馬のお帽子に国旗が

タイ 新しい時代の始まり! 選手の実家のお庭に携帯電話の基地局があってもおかしくないよ! ピチットくんかな?

エジプト シックにまとめてるぅ!

アルゼンチン 水色がいいね!

メキシコ 馬のお帽子がすごくメキシコっぽい

ドミニカ 馬のお帽子とジャケットの色がおそろい、ノーブルなブルー

コロンビア コロンビア国旗の明るい黄色の襟が鮮やかです

チリ 赤ジャケットは規定のものなのよね、きっと

日本 ダブルのジャケット版で、正装!

その他ポーランド、オランダ、中国なども探したのですが、適当なものが見つからなかったので割愛します。Twitterで各国の大使館やテレビ局などのアカウントをさかのぼって探してみたんだけど、五輪に夢中な国とそうでない国の温度差がすごかったというかなんというか。ゲフンゲフン。

馬たちのフライト

はああーー、しかし、乗馬は欧州のお貴族様だけのスポーツかと思ったら世界中から参加しているのね。遠くからよくきてくださいました。ちなみにDHLの馬運機(というの?)はこんな感じで乗り込むそうです。お馬さん、がんばれ!

上は、海外の航空機専門のカメラマンさんの2018年のツイート。Twitterで紹介したらちょっとバズってしまった。昨日みたときは3桁いいねだったのに、一晩で4桁いいねになっていて、しかも日本からのいいねばかりで、カメラマンさんも驚いちゃっただろうな。

さて、このツイートを紹介したら、いろいろな情報が集まりました。

・貨物機ではあるが、客席相当の席に運ばれる、人間も近くにいる
・日本の馬が海外で競馬するときは、一緒にお友達の馬も同伴させ、寂しくならないようにする
・映画サービスもあるらしい(ほんとかな)
・ご予算はだいたい500~一千万くらい
・前後にざっくり5日間程度の検疫期間がある(ストレスがすごそうだ)

競馬でもそうですが、空を運ばれる馬のストレスを考えるとなかなか大変なものがある・・・。うちの猫だって「なによこのストレス満載ハウス!どうしてくれよう!とりあえず寝る!(ごろごろ~り、のびの~び)」と不満に満ちた毎日を過ごしているのかもしれません。いかなる動物にも、愛と敬意を。

障害物面妖問題

障害のコース設計(今回はスペイン人)と、障害物のデザインは別の人。

障害物として面妖なオブジェをおくのは、馬の精神力の強さを試すもの。「こんなものでビビっていたら戦場では戦えませんよ」という古の騎士道の名残なのでしょう。試されている馬、がんばれ、馬! というか馬を試さないで!!

障害物は、開催国の文物を設置するのが原則で、ロンドン五輪では観覧車と議事堂、中国では面妖な東洋の生き物など、毎回工夫を凝らしたものが設置されるようです。夢の島で開催された4.5km走るクロスカントリーでは新幹線、日本刀、勝ち虫(トンボ)のオブジェ、日本刀で試し斬りするときに使う藁のアレなどが、世田谷の馬事公苑で開催された障害では、スモウレスラー、塗り箸、隈取3人セット障害、茶畑、桜など数々の見どころが。

次の大きな国際大会でどのようなコース設営がされるのか、それを見るために馬術鑑賞ファンが増えますね。今回、とても楽しく拝見いたしました。

馬にもメダル的なものを

人間には金銀銅のメダルを授与されますが、馬にはロゼットが授与されます。これがまたむっちゃかわいい。ロゼットをつけて表彰式にやってくる誇らしい姿がほんとうにかわいい。

自国開催だからわかること

今回はネット配信が充実していることもあり、マイナーとされているスポーツも英語の実況・解説でオンラインで見ることができました。次の次の五輪くらいには、マルチカメラを自在に扱えるネット配信が有料で出てきてもおかしくないと思いました。五輪全期間通し券で10,000円くらいなら払っちゃいそう。そして五輪は、朝から晩までフル活用して競技を進めていかないと、2週間で終わらせることができないほどの競技数だし、参加者の数だし、関係者の数だし、バブル方式は穴だらけだし、選手村抜け出して東京タワーに登っちゃう五輪選手がいるとかもうほっこりしちゃうし、でもほっこりしてるだけにもいかない足元の感染者急増の惨状だし。パンとサーカスだと思ってたら、パンは配られなかったでござる的な。

しかし、今回の五輪でちびっこ世代のスケボー人口が増え、マダム世代は馬術鑑賞人口が増えるのではないかと思います。とりあえず、「都内 乗馬  教室」で検索しちゃいました。コロナが終わったら行こう~! 行こうね!

 

エルメスの乗馬ジャケット、一昨年店頭でみたとき28万円でした。着てみたいようなポロ ラルフローレンの10万くらいのでいいんじゃない、というような・・。

このエルメスの上下セット、古着ですが8万円ですって! 
サイズ合う人買っちゃえば? 

2 COMMENTS

いち

えー、面白かった面白かった!
これはジャケット着用だけに、
腕のあがきとか腰回りのフィット感とか
すごく仕立てが大事な気がする!
それぞれのデザインによって、
仕立ての肝が違いそう。
もっと知りたいです。

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ukasuga

あの専門のお仕立て屋さんがいるのよね、きっとね! 
こういうマイナーな競技をじっくり見られてよかった。
でもIOCのたけだっち、この馬術の人なんだよね、お貴族様スポーツ・・・複雑・・・・。

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