当日に帯結びであわてない

黒の絽の訪問着
秋の花が扇面に描かれたアンティークの白の帯
クラッチバッグ
白の夏草履
友人K氏に誘われて氏の勤める会社での暑気払い@リッツカールトンへ。暑気払いがおリッツなんですって、どういうことかしら? 会場には相沢紗世さんみたいな綺麗で凛々しい丸の内OLさんばかり。目の保養じゃのぅ。ふじいあきらさんのマジックも見られて、楽しかったわ。あの人、働き者って感じがしてすごく好き。
私は上のような和装で行ったんですけど、あれだ、ホテルで黒い着物だと色留袖みたいに見える、さらに、あれだ、クラッチバッグとか持っていくと集金度が増しますわね。
さて、上のアンティークの帯、正しくは丸帯というのかしらなんというのかしら、袋帯の長さなんだけどお太鼓にくる柄がさかさまに描いてあるのです。絽の訪問着に合うちょっと重々しい白い帯を探していて、青山の古着屋さんで見つけました。柄がさかさまにあることに気がつくと、お店の女性が「これは『引き抜き』で結ぶ帯なんですよ」と。「『引き抜き』って?」「角だしの変形っていうか、まぁ角だしより楽かもしれません」と実演してくれた。ふんふんふんと眺めていて、これなら私にもできるかなと値段の安さもあって買い求めた。買った日から出かける日までに何回か練習しておくべきでしたわね、ほほほ、昨日は待ち合わせ時刻にようやく帯結びの解決の糸口が見えましてよ。引き抜きの結び方については、こちらの方のページにお世話になりました、ありがとうございました。胴を二巻きしてから、輪をつくり、その輪の中からタレを引き抜き、それが丁度いい柄ゆきになったところでお太鼓をつくり、手先を返し、形を整えてから、帯締めで固定する、と。うぉー。締め終わったときは、安堵と確かな達成感が。一重太鼓と二重太鼓しか結べなかった私がまたひとつ階段を登れました。おぅー。しかし、アンティークものなので丈が全然足りず、手の部分はどこかに行方不明に。まぁ、そんなこんなで黒の絽のデビューが無事に終了。帰りに毛利庭園で生ビール飲んで解散。

2 COMMENTS

MI子

おお、例のきものデビューですね。
おめでとうございます!
引き抜き結びが出来るようになったなんて、
すんばらしい!
私をおきざりにして、
ステップアップしてしまうのですね。
おろおろおろおろ~。

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スガ

その節はお世話になりました。おかげさまで茶目っ気満載の極道集金絽訪問着を手に入れることができ、大変嬉しく思っております。いい着物でした。引き抜きができたとはいえ、実は銀座も結べないあたくしです。まだまだ道は長く長く続いているようです。またお買いものに行きましょうー。

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