協力は諏訪先生だよ宝石展!/国立科学博物館 特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」

休日は人が多かろうと仕事の都合をつけて平日に行ってきた。しかし、結構な人出だった。「章立て順に見なくてもよい展示内容にしています」とのことだったので、撮影OKの展示会場1をざーっと見て(ほとんどのひとが撮影しながら見ているので全然列が進まない)、写真撮影禁止の奥の展示会場2をじっくり見て一ヶ月分のため息をついてから、展示会場1に戻り、人がまばらなところを見つけては展示を見るというのを繰り返して全体を見終えた、90分。音声ガイドはカズレーサーさん、人が多く展示やパネルが見えにくかったので借りてよかった600円(あと手持ち無沙汰な気分を紛らわせることができる)。

展示会コンセプトにある「原石からジュエリーまで」という文章に諏訪貿易の諏訪先生のスピリッツを感じたわたくし、音声ガイド33番のボーナストラックを聞いて、本展示の監修は諏訪恭一先生と知りガッツポーズをする(そのように記憶しましたが違っていたらごめんなさい)。さすが、さすがですよ! 諏訪先生! これから宝石展に行かれる方、諏訪先生のこの本を読んでから行くと味わい倍増ざます! おすすめですよ!

品質がわかる ジュエリーの見方

展示構成は、こんな感じです。

1.宝石となる原石が自然からどう生まれるかお勉強、バカでかい原石が見られます、悠久のロマン~!
2.橋本貫志氏が収集した紀元前から現代までの指輪200点の陳列、「橋本コレクション」眼福~!! 
3.ジェムと呼ばれるレベルの石の陳列、諏訪貿易さんの宝石チャートも。刺激的~!
4.おまちかね★ 超絶セッティングのヴァンクリーフ&アーペルコーナー、日本が誇るジュエラー「ギメル」の貴重なコレクション、プライスレス~!!
5.最後は「宝石の極み」、アルビオン アートコレクションから、18~20世紀の貴族階級のために作られたなんだかもうすんごいものコーナー!(撮影禁止エリア)


左は諏訪貿易さんの宝石チャート。石のクオリティを決める際、参考にするようです。これがほとんどの色石に対して存在しているわけです、倉庫に見に行きたいものよね。


ヴァンクリーフ&アーペルの超絶技巧セッティング。あのセッティングはやっぱただ事じゃないっすね。ヴァンクリーフ&アーペルのセッティング、毎日手元で見てニヤニヤしていたいニヤニヤしていたい。これ ↓ 中古市場で220万だっていうんですけど、まぁ車でも買って、買ってすぐ目の前の民家の軒先にぶつけて廃車にしちゃったと思えば、ねえ・・(なにがねぇなんだか)。

以下、自分メモ。
アルビオンアートコレクションはウェブでも見られます。宝石展では現物が見られます。
・橋本コレクションを収蔵している国立西洋美術館は今年の春リニューアルオープンの予定。機会があれば常設展コーナーに足を運び、橋本コレクションにお会いできないかチェックしていきたい。
・橋本コレクションは2014年に大規模展があったそうで、このときの図録はジュエリー史を触れるのに恰好の一冊ではないでしょうかどうでしょうか。Amazonでえらい値段になってるのでちょっと手が出ないんですが・・・。

いやー危なかったですよ、この展示! 「うーん、やっぱりインクルージョン多めのカボションカットの緑の色石がついた総重量16gくらいの24K台のリングがほしいわー」などとブツブツつぶやきながら、はっと気がつくと上野御徒町方面に歩みが進みそうになってしまいましたもの。見たあとちょっと歩けばジュエリーも買える! 恐ろしい立地だね! キッキッ! 午後にオンライン会議入れておいてよかったです、危ないところでした。

 


美術館のチラシコーナーにゴールデンカムイ展のが入っていました。
もうすぐDIE・団・円! 大団円のダイは死ぬのDIE!!!

昔のカルティエ、いい、すごくいい。

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