耐え忍べ私の財布てふ話/猫ちゃん通院六ヶ月記念

昨年末に猫の尿の量が尋常じゃないことに気が付き病院へ。のんびり気味のドクターが明後日の方向の検査を何度かし(悪いけど、わたしゃそのときのドクターの「判断が遅い」がゆえに発生した高額の医療費を忘れないよ)、最後にわかったのは腎臓が悪くなっているという事実。

そこから毎週一回点滴通院し、二ヶ月に一回尿検査と腎臓まわりの数値の検査をしている。ウェットフードの腎臓療法食に切り替え、トイレシートの交換頻度はあがり、まぁ簡単にまとめると「耐え忍べ、私の財布」という状態。いままでがお金かからなすぎたともいう。ともかく、耐え忍べ私の財布。

点滴は水分補給と栄養補給で多少食欲増進剤も入っているようで、病院から帰ってくると5時間くらい興奮が止まらない。

「にゃーんにゃーんさっきひどいことしてくれたわね、お腹がすくわ、しんせんなごはんを出しなさいよ、出しなさいよ、そうよ出したわね、お礼なんかいわないわよ、なんだか満たされないんだもの、ハートがモキモキするの、にゃーんにゃーん」

そんな興奮した猫がたまに私に噛みついたりするのでぎゅーっと抱きしめる。ぎゅーっと抱きしめるとうっとりして静かになってくれる。しめしめこのままで・・・と油断していると、くわっと目を開き、額をガブッと噛んだりする。なぜこんな固くて広くて噛みにくい場所に挑戦するのか。

仕事している机に登ってきて、「さぁ私の顎をカイカイしなさいよ、しないと噛むわよー」とキーボードと私の体の間をうろうろする。猫の体を私のお腹にぎゅーっとおしつけると、ゴロゴロ言い出す。よしよししめしめこのままで、と油断すると、バッと飛び降り、長野県産の頑丈なふくらはぎを一口噛んでどこかに飛び去る。なぜ私の人生はこれほどまでに生傷が絶えないことになってしまったのか。

今日の写真はさんざん暴れたあと、突然静かになりどうしたことかとリビングを覗いたら、エアコンの風がいい感じに当たる位置に、いちごが4パック入っていた箱を引っ張り出してきてそこに収まっていたところを撮影したもの。頭いいな。

頑張れ猫ちゃん、耐え忍べ私の財布そして皮膚。
ええんやで、君が元気でいてくれればそれでええんやで。

 

猫の菊ちゃん

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