立春に最小暮らしを始めをり

大変に怒ってらっしゃる。

諸般の事情で賃貸でありつつもオーナーさんのご厚意により水回り一式改装することになりまして、あわせて同じマンション内の同じフロアの向かいの部屋へ引っ越しすることになりました。部屋のサイズは半分・部屋数も半分という引っ越しなので、仮住まいに持っていく荷物、引越し業者のトランクルームに預ける荷物の分類がかなり大変で、金曜は衣類の運び出し、土曜は荷物の分類で徹夜、日曜は引越し業者による作業（８時半から１６時まで）を経て、昨夜、ようやく、諸々が収まるべきところに収まりました。荷物は６５％ほど持って行ってもらったと思います。本と春物・夏物といますぐ使わない荷物を預けました。

着物は全枚数手元に残しました。倉庫になんか運び込めないわ！　これからの数週間に着る機会がありそうなものを３枚ほどすぐ取り出せるようにし、残りは引越し業者に「和服をしまえる段ボール箱を５つ持ってきてくらはい」とお願いし、自分で箱詰めし、仮住まいのクローゼットに収まりました。

はいここでメモ！　日通とアート引越センターには着物収納用の専用ボックスがございます！　でも日通さんのが箱がちょっと頑丈な気がしないでもない（箱のデザインのせいかも）。

で、ですね、つまり、いまのこの小さな仮住まいにあるのは全荷物の３５％、夏物と本を厳選して手元に残せば、旧居100％の荷物のうち50～60% ほどの荷物で暮らせるのではなかろうか！　部屋の半分が使わない荷物で埋まっているような家に暮らしている、ともいう。使わない荷物に家賃払ってる、ともいう。うむ、やはり、懸念した通り！！！　

しかしこの引越のドサクサに紛れ45リットルのゴミ袋９つ分だしたりもしています。趣味の合わないお皿や器も「ごめんなさい！」と謝りながら新聞紙にくるんでゴミ集積所に。古着屋さんに持っていく服も仕分けた。ちょっと高級な古着屋さんに持っていくものも仕分けた、かと思っていたら引越し作業の終盤、「箪笥の裏側にこんなの落ちてましたよー」と売り払うつもりだった着物が数枚出てきた。

　消費煉獄！！！

　わしらぁ消費煉獄の時代に生きているんやでぇ！！！！

　わしだけかのぅ？　わしだけなんかのぅ？

なので器は毎回目にしてニマニマするようなかわいいもの・素敵なものしか残さない！　お洋服もそう！　下着もそう！　とかやってる最中、未開栓のスパークリングワインが１ダース出てきたのはラッキー！　押入れの奥のワニ皮風のポーチから隠しておいたへそくりが出てきたのには冷や汗かいた！　すっかり忘れてた！　ちょっといい椅子が一脚買えるくらいの金額じゃないすか！！　バカー、私のバカー！

とかまぁそういった週末でした。昨夜、家でちゃんと夕飯作ってようやく落ち着きました。なんで引っ越し作業をすると肌がカッサカサになって唇がガサガサになって爪がボロボロになるんでしょうかのぅ。

シャレオツ部屋構築スペシャリストのカサヤンにお願いして、数週間後に戻る旧居のインテリアを一緒に考えてもらうんだー！　いひひー！　よいソファ買って、よいおうちにして、ケーブルがびろびろしない部屋を作るんだー！