楳図かずおの『漂流教室 1 (1) (ビッグコミックススペシャル)』が手に入った。祖父江さんの渾身の装丁、おそらく泣かされたであろう印刷所のみなさん、全3巻に通しで入っているという噂のノンブル・・・それらの要素はともかく、私はこの漫画史に残る名作を今まで読んだことがなかった。老後に読もうと思っていたのじゃよ、手塚治虫の「陽だまりの樹」も老後読書リストに入ってるのじゃよ。しかし、まぁこれもなにかのご縁だと思いますし、手元に入ったときが読みどきということだと思い、一部読んでみた。
すげえ・・・・・
すげえぜ、ゴロタン・・・
こんな物語をリアルタイムで読まされた小学生はたいへんな思いをしたことじゃろう。ダイヤル式の電話とか、チャンネルでまわる脚のついたテレビとか、小道具は確かに古いかもしれないけれど、物語そのものは全然古くない。名作って力強いなー。これから全3巻が揃うまでが楽しみです。
人にすすめられて斉藤 寅氏の『世田谷一家殺人事件―侵入者たちの告白』を読んでみた。なんというか、事件の凄惨さを一瞬忘れさせるような推理小説のような仕立てになっている。この事件に関してはトンデモ本扱いされているけれど(実際ツッコミたくなる箇所がいくつかある、ドキュメントの流れがあまりにも軽すぎるように思われるし)、ひとつのある教訓は誰もが感じることができるだろう。犯人の目処はついているのだろうか。一日も早く犯人が見つかってほしいと願います。
私は昔、床屋さんの待ち時間に読んで
衝撃というかトラウマになりましたね。
「漂流教室」
読んでないと先の話ができませんが
ラストはそんな手が!という驚愕のものです。
小学生の時リアルタイムで読みましたー。あーすごい存在感でした。
カヲルさま、ミネさま
トラウマになりますよね。小さい子供だったらならないほうがおかしいかも。漂流してしまったことも恐ろしいですが、豹変してしまった大人を目にするのも強烈な印象になったと思います。
うめず先生はすごいなぁ、さすが赤白ボーダーのお城を建てるほどの方ですわ。