今週の本と映画と金魚と猫/「ある一生」、ツール・ド・フランス2023

刺繍してツール・ド・フランス見てたら一週間が終わってしまった! なんと! 圧倒的、圧倒的なるヴィンゲゴー!! どうしてみんなそんなにポガチャルを応援するのか、ヴィンゲゴーもいるよ? ヴィンゲゴーすごすぎるんだよ?!

ツール・ド・フランス2023 公式プログラム (ヤエスメディアムック)

今年もこの本を片手に観戦した。もう何年分も溜まっている。本って一覧性があるから素晴らしいよね!
しかし3週間走って優勝したチームの賞金は一億、二位が7000万。新人賞の賞金は700万。もうちょっと差し上げても。他に各賞の設定があるからいいのかな? でももうちょっと差し上げても。
ところで総合優勝のヴィンゲゴーってこんな選手、なんてこったいかわいい。

「ある一生」

ある一生 (新潮クレスト・ブックス)

吹雪の白い静寂のなかに消えていった、あの光景。アルプスの山とともに生きた、名もなき男の生涯。雪山で遭難したヤギ飼いとの邂逅に導かれるように、20世紀の時代の荒波にもまれながら、誰に知られるともなく生きたある男の生涯。その人生を織りなす、瞬くような忘れがたき時間が、なぜこんなにも胸に迫るのだろう。80万部を超えるベストセラー、英語圏でも絶賛! 現代オーストリア文学の名手が紡ぐ恩寵に満ちた物語。

作品の1/4くらいにでてくるこのくだりがすごく印象的で、つまりはそういう物語です。みなさまもぜひ。

エッガーはうなずき、部長はため息をついた。そしてこういった。その言葉を、エッガーはその瞬間には理解できなかったが、一生の間忘れる事はなかった。「人の時間は買える。人の日々を盗むこともできるし、一生を奪うことだってできる。でもな、それぞれの瞬間だけは、ひとつたりとて奪うことはできない。そういうことだ。さあ、とっとと出て行ってくれ!」

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