ルーツ

実家にて、祖母の五十回忌と祖父の三十三回忌の合同法要。普段会うことの少ない親戚たちから家のルーツを聞かせてもらった。ご先祖様の血をひいてるわーとおもったりもした。
墓参りのついでに、ざっと掃除をしながら集めた落ち葉を炊いた。火の匂いを久しぶりに嗅いだ。
帰りは、長野新幹線経由で。軽井沢と安中榛名は雪でした。
旅のお供は、ジョン・クラカワーのノンフィクション小説『荒野へ』。ショーン・ペン監督の映画「イントゥ・ザ・ワイルド」の原作。ジョン・クラカワーという人は、クライマーでありながら、ライターでもある人物です。映画のあらすじは裕福な家庭で育った青年クリスは、自動車と持ち物を捨て、財布の紙幣に火をつけた後、労働とヒッチハイクを繰り返しながらアメリカを北上。アラスカへと向かう。そして、クリスは凍てつく銀世界へと足を踏み入れ……というもので、このノンフィクションの中では、クラカワーは青年クリスの足跡を丁寧に追っていきます。読む側はアメリカの地図を何度も確認しながら、彼の移動を文章とともに追っていきます。クラカワーのクライマーとしての資質は、その物語の最後の地、アラスカで発揮されるわけです(まだそこまで読み進んでないけれど)。この映画を見る前に、なんとなく、イージーライダーをちゃんと見ておいたほうがいいのかな、という気もしないでもないです。 
荒野へ
荒野へ Jon Krakauer,佐宗 鈴夫
ところで田舎の映画館では、ひとつのスクリーンで(多分、入れ替え制だとおもうのだけど)とんでもない組み合わせの映画の同時上映がございます。帰省中に広げてみた信濃毎日新聞で、「ポニョ」「まぼろしの邪馬台国」「闇の子供たち」という組み合わせを見つけたときは、腰を抜かしそうになりました。観客がきちんと全員入れ替わることを心から祈ります。

2 COMMENTS

カヲル

「イントゥ・ザ・ワイルド」を見忘れたのは今年一番の失敗。。
近くでは昼間しかやってなかったし。。

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スガ

カヲルちゃんがそこまでいうなんて! ショーン・ペンときたら「ファッ●ユー」しか口にしないイメージがあるけど、私もこの映画は見たいとおもいます。もうひとつのアラスカ物語かしら。。

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