夜半の春灯りの紐が遠くある


カメリアはフランス女のロマンかな (鶉)
今日は句会でしたので、ケーキを作って持っていきました。
句会は本当に楽しいです。月に一度のお楽しみです。
今日の句会をスガ句に限ってまとめると『先生が拾ってくれた今日もまた』
我らが宗匠大木あまり先生の一日一俳句はこちらから!
醍醐寺は太閤の花見続きけり
挨拶句です。
大川や花の雲間の渡し舟
大川は隅田川のこと。
君のその白色の手の桜貝
桜貝のような爪が私は好き。
北窓を開き半年振りの庭
実家の裏庭の話。
桜蘂ふる松本城の青き濠
「さくらしべふる」というのが季語です。
馬酔木咲く小道抜ければ母の家
馬酔木があるような庭先、今は少なくなりました。
柳陰江戸の女が立っている
川柳(かわやなぎ)としたら、「気持ちはわかるがそれはない」と先生からアドバイスを頂戴しました。柳陰(やなぎかげ)でどうでしょう? 江戸時代の飲み物に、みりんを焼酎で割った「柳陰」というものがあったんですってね。へぇー。おいしいのかな? どうかな?
こっちはこれまでのウェブ句会の。
先生にご覧いただきましたので一部再掲。
青空をただ目指してや黄水仙
「や」で切る意味を勉強する。
白木蓮白き香りが身を包む
変わりなき春を思えば共白髪
上の二つは「○」とのこと。
芽柳や古川橋の泥の河
「古川橋はないでしょー」と先生からご指摘を受ける。
「古川橋でもいいんだけど、もうちょっとひねってね」と。
夜半の春灯りの紐が遠くある
片足の男焼野をとぼとぼと
こちらのふたつも「○」とのこと。
片足の男、「○」をもらえて嬉しいです!
今日の句会の様子はこちらから。宗匠の句を選べなくて不出来かな。

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