のしのしと曲がり尾の猫柳絮とぶ
畑打つ我は山の子農夫の子
競馬場芝を刈りつつ百千鳥
春陰や鏡の中に皺のあり
小言聞きながらふかふか朝寝かな
黄塵やハノイの宿の窓の憂し
白木蓮八十路の人とバスを待つ
マダム多めで構成されている句会ですので、昨日はおみやげにちょっと華やかな色のスパークリングワインを持って行った、ら、ば、これがすっごくまずかった。バルサミコ酢みたいな味だった。「ぎゃーん、撤回します、自分で全部飲みます、回収します」と冷や汗かきたくなるほどの味だった。そこでY夫人から「変な形のボトルは買わない、ラベルはシンプルなものを選ぶ、お酒のジャケット買いは失敗するわよ」と教わりました。確かに。
帰りの半蔵門線のIさんとのプライベートレッスンで(←やらしい表現)、「俳句を名詞だけで作ると上達しますよ」とも教わる。そぎ落としそぎ落としの文学だから、動詞をなくしてしまうとその瞬間がより際立ってくるのですよ、と。目から鱗! 今回は、百千鳥という季語をきちんと学べてよかったです。俳句はおもしろいなー。