諸般の事情で句会を半年休んでおりました。火曜日に久しぶりに顔を出しました。変わらぬ笑顔でみなさんに迎えていただき嬉しかったです。この句会ももう10年、思えば遠くへきたもんだ感が満載でございます。
それはさておき、私が半年間ぼんやりとしている間に、句会仲間の白石さんが句集を出版されておりました。俳句の殿堂ふらんす堂さんからの出版です。ちょっと凝った紙を使ったソフトカバーで、表紙のデザインも素敵。序句・大木あまり先生、序・石田郷子先生、栞・高柳克弘先生、なんて強力なバックアップ陣!
五七五の短い字数に切り取られた日常の鮮やかさと「白石さん、いろいろあったんやねえ! 10年もあればいろいろあるよねえ!」に目がくらむ。
明易やコンビニまでの女下駄
また、人に対する優しさがにじみ出てて、私もあの年代になったらこのような句がさらっと読める人物になりたいものですじゃ、と思う。
焼藷割るあげたるはうの湯気ゆたか
あと、ロマンチストよね。男性でロマンチストということは大事よね。
月祀るいつか地球も祀らむか
白石さん、来世に残る俳句を作ってると思います。わたしも精進していきたいものです。
今回の自分ヒット句。
冷ややかや猫の肉球頬に当て