ぼんやりしていた / 村上春樹とクリスマス

・一枚の繪さんの展示会「絵づくし」に。買えれば、と思っていた作品が売れていた。ほっとしたような、残念なような。もう一枚いいなと思ったのは予算オーバーでした。
・村上春樹についてなにかうまいこと言ったような記憶があるんだけど、今ここで再現できない。オバマさんが好きな人は、村上春樹もたいてい好きだと思う。HK船さんの文学評が大変参考になった。
どんな本も、ある程度の内容で本文の字組が気にならない限りは、機会が与えられれば読み通す人間なので、それがあれば読むと思う。読後に「また、童貞を捨てる話かよ!」とつっこむのかもしれん。今回の新作にも「リノリウムの床」と「形のいい乳房」が出てくるのかもしれん。もしまた出てきたら、それはそれで困惑する。うーん、困惑するだろうなぁ。

1Q84 book 1 1Q84 book 2、どちらも【重版予約】だそうです。
「ノルウェイの森」は1987年の作品。これをパクったまるっきり同じ装丁の本「ノルウェイの大森」を本屋で見つけた私は、売り場でぷっとふきだした。人生初ふきだしの瞬間だったと思う。本家発売から2年後、1989年の話です。それだけあの本の装丁はインパクトがあり、爆発的に売れて、人々の記憶に色濃く残っていたということでしょうか。

ノルウェイの森(上)ノルウェイの森(下)、新装刊が出たんですってねー。
これは87年の装丁のほう。
1987年といえば、JR東海が「シンデレラ・エクスプレス」というキャンペーンを打っっていた頃でもありますな。88年には山下達郎の「♪きっと君はこない」で始まるクリスマスバージョンのCM「クリスマス・エクスプレス」が話題に。この頃あたりから、クリスマスというものが一年で一番盛り上がらなくちゃいけない恋人同士のイベント的なものになったような。それに一役買ったのがノルウェイの森のクリスマスカラーの装丁だったのかもしれませんなー、もちろん山下達郎の歌もね。
ほい、クリスマスエクスプレスのCM動画。

みんなものすごくおめかししてるYO! 
洋服の生地がとにかくみな厚手。
ダウンジャケットを着てる男子が出てこない!
演出とはいえ、帽子をかぶってる人が多いような。
眉毛が太くて口紅が赤くて爪も赤いのも、
それが当時の流行だったんだよ!
当たり前だけど自動改札じゃないよ!
携帯電話がないから会うのにだって一苦労だよ!
新幹線の形だってなんか懐かしいよ!!!
なつかしいよぅー!!!!!
今のファッションって「おめかし」要素が全然ないなーとも気がつく。「おめかし」とか「ハンドバッグ」とか小物をきちんと使うとか、そういう要素が全然ないねえ。
・ノルウェイの森林猫ウカ様は、今日も元気にキシャーキシャー。
・今日の暗いニュース
2015年度、消費税15%?「15兆円対策」のツケが回ってくる

4 COMMENTS

はな

バンクーバーのはなです。ビデオクリップ、最初のほうは、新幹線に乗ってくるのは男性で、女性が待つのに、最後のほうは女性が来るんだ、、、と、ちょと時代の流れを感じたりして。読みすぎ?

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スガ

時代ですかねー。
私は最初の深津絵里さん(でしたか?)の、すねて地面をかんと蹴り、しょんぼりする動作を見て、その後あらゆる漫画や映画で使われた「すねポーズ」が広く広まったのは、このCMがきっかけだったのかー!と膝を撃ちました。いや、このCMの前にもっとわかりやすくこの記号が流通していた可能性はあるのですが。

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