おっさんらもそり集いて飯を食う／映画「南極料理人」

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バンダイビジュアル

￥ 2,918

(2010-02-23)

2009年公開作品。あらすじはgoo映画から。
海上保安庁の料理担当である西村は、南極ドームふじ基地に派遣される。ペンギンやアザラシはおろか、ウィルスさえ生存できない極寒の地では、楽しみと言えば食べることだけ。観測隊員のために西村は、時に贅沢な食材を使い、娯楽の少ない彼らをもてなしていた。日本から遠く離れた西村の心の支えは家族。しかし、ある日娘から「お父さんがいなくなってから毎日が楽しくて仕方ありません」というファクスが届き、ショックを受ける。
海上保安庁の料理担当さんってこんなに料理が上手なのかー！！！
南極大陸ドームふじ基地というのはこんなところ。

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遠いね！！！とても遠いね！　そしてまわりになんにもないね！！

ウイルスも生息できないような極寒の地、昭和基地から1000km、標高3800ｍ、外界からの刺激もないところで、8人のおっさんらがもっそりと基地で暮らすなんて！！
網走や空知のあたりで収録されたそうですが、こんな撮影ができる北海道も広いね！
こういうふうに、限られた空間でおっさんらがもそもそとごはんだけを楽しみにする映画って他にもあったよなー、と思いめぐらせてみたら、これだこれだ、2002年公開の花輪和一の「刑務所の中」。

「おっさんらが食べることだけを楽しみにしている」、「うっかりと見入ったらおなかがすいて仕方なくなる」といった作品群の先鞭を切った映画史上意義のある作品ですわね。これが、南極料理人、深夜食堂、孤独のグルメの実写化などにつながっていったのですよ、多分。
登場人物たちにリアリティがあって、いちいちニヤニヤしちゃう。極地に単身で派遣される若手技術職サラリーマンの役を高良健吾が演じているのですが、これが、また「いる！いるよ、こういう若い男の子！！！」と指さしたくなっちゃうくらい。高良健吾のサラリーマンっぷりはよかったよぅー。主人公堺雅人の奥さん役は西田尚美で、この人の「本当に綺麗な人なのに、香り立つ日常感」といったら、んもう！　基地のリーダー役を演じるのはきたろうさん、模様入りのニットのカーディガンがすごく似合う、はい、過去にこういう人を見ました、学校の理科の先生で！！！
そんなおじさんたちの南極での奮闘を描いた作品でした。
映画を見ている最中、ずっと穏やかにニマニマし続けたいときに、ぜひ。
あ、そうそう、WOWOWとTBSで「インファナル・アフェア」のリメイクドラマをやるんですってー。アンディ・ラウ役が香川照之で（えぇー、香川照之でもいいけど他のハンサムがいいー！！！）、トニー・レオン役が西島秀俊なんですってー！　西島秀俊、トニー・レオンが若返ったのかと思ったよ・・・・。小日向文世の組長役・・・・楽しみでごわす、じゅるり。
http://www.tbs.co.jp/double-face2012/
http://www.wowow.co.jp/drama/double-face2012/
全然関係ないけど、「（市川）亀治郎と長友（佑都）ってそっくりだよね！」と友だちがいってて、あたいもあたいも賛成に一票～。サル顔マトリックスを描いた時、亀治郎と長友と香川は同じベクトルにいるんじゃよ。佐藤隆太と伊藤淳史と伊藤英明が同じエリアにいるのと同じように。
でも亀治郎と照之はもっとそっくりだよね！　キッキッ！　