「美術にぶるっ! ベストセレクション 日本近代美術の100年」


Fやんと九段下の駅で待ち合わせ、北の丸公園抜けて国立近代美術館までゆるりと歩き、「美術にぶるっ! ベストセレクション 日本近代美術の100年」を拝見してきましたよ。すっごいお買い得な展示!!! ちょっと、ちょっと、日本の近代美術がまさに一同に会した展示で、美術に疎い二人が「あれ、教科書で見た」「あたいも知ってる、これも教科書で見た」と指さしながら練り回る展示。
まぁこちらを見てごらんなさいよ、素晴らしい作品リストですわよ!
http://buru60.jp/highlight.html#sec1
横山大観の生々流転、全部展示しきれない大作だけど目にすることができてよかったわー。鏑木清方とか安田靫彦とか青木繁とか菱田春草とか横山鉄幹とか上村松園とか岸田劉生とかに一度で会えるの! 日本画展示室がしっとりしていてそれはもうとてもとても!!!
今回の展示は、展示作品も素晴らしいのだけど、展示にそえられている解説がとてもわかりやすいの! すごくこなれた文章で、気の利いた上品なブロガーさんの文章とでもいいましょうか、なんというか平成の美術の現場によく似合った言葉遣いで、その解説通りに鑑賞すると「おぉっ!」という発見があったりでとても勉強になりました。
レオナール・フジタの「アッツ島玉砕」と「サイパン島同胞臣節を全うす」の2作品を見られたのも収穫でした。うっかり気を抜くと案外簡単に戦争は始まっちゃうのかもしれないし、そういうものは廊下の奥に立っているのだよ。いやだなぁ、ユーロ紙幣デザイン刷新はインフレの序曲なんじゃよー、そしてそれは次の世界恐慌を引き起こすのじゃー(何かの本の読みすぎですね!)
全然関係ないけど、多分、私、あと10年すると浜矩子の顔になると思う。うちの母親は土井たか子になったんだけどねぇ、人生ってなにがどうなるかわかんないわよねぇ。


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