スペイン美人とパリ好きは正座して見るべき!「屋根裏部屋のマリアたち」


1962年のパリ。証券会社を経営するジャン=ルイと妻シュザンヌは、新たにスペイン人メイドのマリアを雇う。彼らの豪奢なアパルトマンの屋根裏には、スペインから出稼ぎに来た女性たちが肩寄せ合って暮らしているのだが、その劣悪な生活環境を初めて知ったジャン=ルイは即座に改善の手を打ち大いに感謝される。ある日、顧客の未亡人との浮気を疑うシュザンヌに追い出されたジャン=ルイは屋根裏部屋で暮らし始める。
ジャン・ルイのマリアに対する「老いらくの恋」という話に終わってないのがよかった。老いらくの、というほど年をとっているわけではないのですが、それだともっと無駄にエロい淫靡なよくある話になっちゃうんだろうけど、そこに、内戦激しいスペインからパリへ出稼ぎにきたスペイン女たちの圧倒的なたくましさと、大口あけて笑うマリアの笑顔が加わり、軽やかでさわやかな物語にしている。「ふーん、パリ特集かー」と思って期待せずにふらりと入ってみたんだけど、とてもよい映画でした。ばかっ! これだから単館系映画はっ!!!
「ボルベール」を見たことがある人や、映画「ヘルプ」や「幸せの隠れ場所」を見てココロが動いた覚えがある人はぜひー。すばらしー。なんてったって聡明そうなおでこを出して、薄桃色の口紅をつけて大口あけて笑うマリアを演じる Natalia Verbeke がすてき! 彼女以外にもフランス女優もスペイン女優も、とてもいい女優さんたちが満載作品でございましたことよ。Natalia Verbeke で画像検索すると鼻血ブーになるのでご注意を!
鼻血ブーへの誘いはこちらから!

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