鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分かな/ヒストリエ

今日のは与謝蕪村の。
さて、その第一巻発売時の2004年からただならぬ気配を感じ、しかし、すっごく遅いストーリー展開が予想されていた岩明均の「ヒストリエ」。ある程度話がまとまるまで熟成させておこうと読むのを我慢しておりましたが、先ごろ第6巻が発売されたというのでこの機会に大人買い+至福のマンガお酒イッキヨミナイトを開催し、岩明均の世界をどっぷりと堪能いたしました☆ すばらしい! 淡々と描く残酷なシーンがまた空恐ろしい。空恐ろしいのに目が離せなくなる。
紀元前4世紀のギリシアやマケドニア王国・アケメネス朝ペルシアを舞台に、古代オリエント世界を描いた作品。マケドニア王国のアレクサンドロス大王に仕えた書記官エウメネスの波乱の生涯を描いている。エウメネスはプルタルコスの『英雄伝』(対比列伝)などにも登場する実在の人物である。
エウメネスはギリシアの都市国家カルディアの名家の息子として育てられ、父の財産をめぐる陰謀によって一時は奴隷に身を落とすものの、時代の荒波に揉まれながらその才能を開花させていく。

Wikipedia から。久しぶりに「歴史ロマン」という言葉に胸を騒がされました。年配の方にもぜひおすすめしたいマンガです。

まとめて読むと、第一巻第一話に散りばめられた伏線と情報の多さ、さらに、第六巻までにそれらが見事に回収されていく物語の流れに驚かされます。漫画家さんってすごいなー。

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