新宿区住めば住むほど癖になる

 
神楽坂の矢来町のほうじゃない側にある本屋さんでうっかり購入。1975年生まれのライターさん二人が丹念にいろいろなデータを追ってまとめた「新宿区本」。2008年出版なので多少データが古いけど、町のルーツを知るには十分に面白い内容。
神楽坂って新宿区なんですけど、引っ越してくるまで文京区か千代田区かと思ってました。「いや、文京区にあの商い礼賛っぷりは演出できめぇ」と住んでみると実感できるんだけど。
今、住んでるところは、相場からしたらちょっと安い賃料と、どかんとした作りに惹かれて決めたというのが主な理由だけれど、町名がちょっと古めかしくて気に入った、というのもあります。昔の行政区画でいうと牛込区にあたる地域ですが、ちょっと奥に入ると、「住んで3年になるけど、こんな道初めて通る!」といった道にぶつかったりして楽しい。「あぁ・・・相続税が払えなくて区や都に手放したんですね・・・」というこぶりな公園があちこちにあり、そこにどんなお屋敷街があったんだろうと想像するだにわくわくするだよ。普通に暮らしてるだけで、毎日がブラタモリな感じです。そんなブラタモリなネタを小出しに埋めてくれるのがこちらのご本でございます。
延焼したらえらいことになりそうだなぁ・・・という住宅街もみっちりあったりして、不安なこともないこたないんですが、区提供のハザードマップを見ながら、全体像をつかみつつ、この時代を生き抜きたいものですじゃ(なんだ、このまとめ)。
新宿区ハザードマップによると、飯田橋駅周辺が液状化する危険性があるそうですじゃ。
そりゃそうだよなー。あそこ埋立地なんだもんなー。

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