思い出し泣きがじわりと／映画「ハロー！？ゴースト」

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あらすじはgoo 映画から。
天涯孤独で生きる望みを持てない青年・サンマン。彼は自殺未遂を繰り返すが、なかなか死ねないでいた。しかしある日、彼の前に4人のゴーストが現れる。エロじじいゴースト、泣いてばかりの女ゴースト、ヘビースモーカーの中年男ゴースト、食いしん坊な子どもゴースト…。彼らを成仏させるには、果たせなかった望みを叶えるしかないらしい。エロじじいゴーストの望みを叶えるために病院を訪れたサンマンは、美人ナースに恋心を覚えるが…。
割りと信頼している個人映画ブログの人が「この映画を見終わった若い女性たちがキャッキャウフフと劇場を後にしていったのを見かけたが、あんたら琴線の壺とか持ちあわせてないの？　マジ？」といった意味のことを書いてらしてて、それは私も見に行かなければ、と強く思ったのですよ。で、昨夜、ゑり華さんの開店お祝いイベントが終わったあと、悩める中間管理職Ｆさんと飲みに行ったとき、「明日、旦那さんと三人で韓国映画見に行かない？」という運びになり、行ってきたのです。
正直、途中、『あれれ、思ったよりもグダグダ・・・なのか・・な？』と感じたのだけれど、鮮やかにやられました。これ書いてる今でも、思い出しなきがじわじわと。私のシーアイランドコットンのハンカチーフは鑑賞中にぐしょぐしょになりましたよ。今週のレディースデーには何を見よっかなーと悩んでいる女性がいたら、この映画をおすすめしますわ。私からお伝えすることはそれだけだ！　
さて。麻布十番に住んでいたころはもっぱら東宝シネマズで割りと大きな作品ばかりを見ていたけど、こちらに引っ越してからは徒歩圏内でいける映画館がギンレイホールしかないもんですから、かえってご近所以外の映画館でかかっている映画を見に行くようになりました。新宿だったら、シネマートとか武蔵野館とか、バルト９とか新宿ピカデリーとかね。
私の古い知人に「物静かな映画紳士」ことけーむらさんという方がいて、とにかく映画が好きな人で、月に３５本とか見ていらっしゃる。新宿の大きくない映画館に通うようになって「うっかり、けーむらさんに出会ったりしないかちら・・・」となんとなく思っていたら、ば、なんと、今日、「ハロー！？ゴースト」の劇場でばったり出会ったよ！　ＨＵＧＯを見てから映画の神様が乗り移ったのかちら！？　映画が終わったあと、ロビーにいたけーむらさんを捕まえて、映画のお話を。
「けーむらさんは今日は（映画の日なので）はしごの日なんですか？　今日は他になにをご覧に？」とたずねると、「ブレイクアウトとビッグボーイズを」「ジャック・ブラックのビッグボーイズ！　鳥の話ですよね？（とりぱんのとりのなん子さんが一言寄せてらっしゃいます）今週のレディースデーに行こうかなって思ってるんですよ」「あれはいい映画です」「今日のホニャララ、途中からホニャララでしたか？」「いやぁ、あれはホニャララでホニャララでしたよ」「まさかホニャララがホニャララするとは」「ほんとうに、鮮やかでしたねー」などと。いやあ、本当に「ハロー！？ゴースト」ってホニャララな映画で、ホニャララだったんですよ！！
Ｆ夫妻とはその後軽くお茶して、「星の旅人たちっていう映画、よかったんだけど、フランスでも、バスク地方でも、スペインでもどこに行ってもみんな英語話してるのー」「あら、スガヤン、そんなことで驚いちゃいけないわ。ラストエンペラーだって全編英語だったじゃない」「ふえーん、パリを舞台にしたＨＵＧＯも全編英語だったわー」「映画って本当に不思議ねー」って話をして解散しましたとさ。