日本語版サブタイトルが「この街が輝く日まで」、ふむぅー。
あらすじはWikipediaから。
2014年にイギリスとブラジルが共同製作した冒険映画。アンディ・ムリガン(英語版)の同名小説を原作にしている。監督はスティーヴン・ダルドリー、脚本はリチャード・カーティスが務めた。主人公の少年三人はオーディションで選ばれた無名の新人である。
ブラジル、リオデジャネイロ郊外のゴミ山に暮らす三人の少年ラファエル、ガルド、ラット。ある日、いつものようにゴミを漁っていた三人は、そこでとある財布を手に入れる。実はその財布には、世界を揺るがすとてつもない秘密が隠されていた。街の悪徳警官に命を狙われながらも、三人は教会のジュリアード神父やボランティアスタッフのオリヴィアと協力し、その秘密を暴きだそうと奮闘する。
このゴミ山というのがまた凄まじくて、こんな劣悪な環境を併せ持つような都市でワールドカップをよくぞ無事に開催し、これから五輪を開催するのか、とちょっと面食らう。「世界を揺るがすとてつもない秘密」というのは、ちょっとふわっとした表現ですが、実のところはこの2つのビッグイベントが絡む政治家の汚職問題! これが明るみに出ては困る人物が悪徳警官を送り出しその三人をとっ捕まえようとするのだが・・・。
エネルギッシュで血みどろ少々、勇気と正義の痛快冒険活劇! 3人の親代わりのような存在のジュリアード神父を演じるマーティン・シーンも、3人に文字の読み書きを教えながら姉のように優しい目で見守るオリヴィアを演じるルーニー・マーラちゃんも、無名の新人という3人の少年、淡々とした悪徳っぷりがじわじわとくる悪徳警官のセルトン・メロさんもよかった! マーティン・シーンとルーニー・マーラのやりとりで締めくくられていく最後のシーンにニヤッとし、ようやく緊張感から開放されました。全然期待してなかったけど、たいそう面白い作品でした。「愛と勇気」じゃなくて「勇気と正義」というのがポイントです。
※いま「彼氏の結婚式に呼ばれた」というツイッターを目にして涙が出てきた。