東京のおしゃれおじさんどこにいる?/じっくり立ち読みアプリ「ビューン」

FRaU(フラウ) 2016年 02 月号

FRAU 2月号がシンガポール特集と聞き、う、行きたい、読みたい、シンガポールゆっくり行きたいと思いながらも、その表紙に別枠で刻まれた「ディーン・フジオカ×梅佳代」の太ゴシック。ディーン・フジオカ・・・特集・・・とな・・・。しんちゃん・ともちゃんのともちゃん特集とな・・・・。いやいやいやいやでもでもでも、FRAUのシンガポール特集がどないなもんかわかりまへんし、買ったはいいけどボリューム不足でぐぬぬとなるやもしれませんやんー。電子書籍でまるっとiPadに入れておくことはできないかしらと調べたところ、『雑誌読み放題No.1アプリ「ビューン」』なるものを見つけました。月額利用料金480円(税込)、ほほぅ、こんなサービスがあるとはまったく思いもよりませんでした、それでは早速入れてみましょうとインストール。シンガポール特集をじっくり読む、「こっこれは!!!保存版レベルではないでしょうか!本誌を買いに行かねば」と判断。やっぱりこの手の情報は、紙で持っていたほうが現地では役に立つよね(予後がいまいちなのでいつシンガポールに行けるかわからないけど)。ともちゃん特集は、おぉ・・なるほど、この方はかような人生を歩んでこられたのかとなかなか興味深い内容。

こんな雑誌の情報が自宅でいながらにして読めるなんて便利ねー。「ウカやん、図書館でじっくり読むって手もあるんじゃない?」という声がちらっと頭の中をよぎったけど、図書館行く時間を480円で買うことができればそれはすっごくお買い得なんじゃないかしらー。

昨日、銀座と日本橋にでかけ、コーヒー豆を箱で買ったり、バーゲンになったら買おうと決めていた帽子がやっぱりバーゲン数日を経ても売れ残っていたのでニヤニヤしながら購入してまいりました。道路に面したカフェェでの休憩中、街行く人々を眺めながらこざっぱりしたおじさんとそうでもないおじさんの差はなんだろうと注意深くウォッチしてみました。

・こざっぱりおじさんはサイズにあった服を着ている
・こざっぱりおじさんは季節にあった素材をちゃんと選んでいる
・こざっぱりおじさんは自分の体型をよく把握している
・こざっぱりおじさんはスニーカーにしろ革靴にしろ手入れの行き届いた靴を履いてる
・こざっぱりおじさんは人生が楽しそうに見える

特別オシャレでなくてもいいんだけど、奥さんのテンション高い装いにちゃんとレベルをあわせているのがこざっぱりおじさんなのかしら。ばかみたいに高い値段の鞄とか持ってないのも好感度が高いです。 

いつもインスタグラムでパンケーキや出張先の猫を撮影したりしてる「オリーブおじさん」という異名を持つ友達の旦那さんがいる。彼は休日でもジャケットとシャツと、ウールのパンツを履いていてどうしてこんなにこざっぱりとしているのだろう。スタイルもよいけど、姿勢もよいし、そこらへんがこざっぱりおじさんの肝なのかしら、とその人を思い浮かべながら砂糖たっぷりのエスプレッソを飲んでました。

自宅に戻り、平成のこざっぱりおじさんはどういう装いが主流なのかしら、とビューンを起動し、男性雑誌を読んで立ち読みしてみたのです。最新号のUOMOという雑誌ではストリートスナップ中心で構成されているようなのでこちらの閲覧を開始。
UOMO(ウオモ) 2016年 02 月号 [雑誌]
ぐはぁっ!オシャレレベル高すぎ!オリーブおじさんレベルの人のスナップを拝見したいのですが、なにかもっとつきぬけてらっしゃる。「ハイブランドははずすのが気分」と、いや、その「○○が気分」ってのがあたくしよくわからないんですけど、「エルメスのマント、セリーヌのバッグ、ホニャララのパンツ」といった方も登場されてて、いやそこまでされると一緒に貯金山築く相手として選ぶのに躊躇しちゃうので、もう少し自然体・財政出動なしのこざっぱりおじさんを特集していただきたいと思ったものです。あ、UOMOにもディーン・フジオカさんが掲載されておりました。ぐぬぬ・・・ともちゃんめぇ。

また、この手の雑誌に多い首を右手で支えて上目遣いにこちらを見ている「寝違い男子」、これは女子のアヒル口みたいに異性にとって強烈になにかをアピールすることができるポーズなのでしょうか、どうでしょうか。そういう写真ばかり並んだページを見つけて吹き出しましたことよ。寝違い男子ってこういうポーズのことです。100人のうち一人がこのポーズやってたら「おっ」と目を引くかもしれないけど、100人のうち半数がこれやってるとねぇ・・。

で、みんな財政出動しすぎじゃないかしら、という平成のファッションの傾向はわかりました。次は世間のマネー雑誌はこの正月大暴落についてどのように予想されていたのかしらと昨年末に発売された日経マネーや日経アソシエなどを読んでみる。
「日経平均は年末には25000円に!」おい!
「円安は続くよ、しばらくは」おや?
「ロボット家電で時間の節約は可能か」あら楽しい!
などなど。ロボット家電のレンタルサービスがあるのー、窓拭きロボがこの世にはいるのねー、へええー。

などとページをめくっているとあっという間に時間が経ち、いくつか発見したことも。

・ウェブばかり見ていたので、紙の雑誌の丁寧なデザインが心憎い。リッチだ!
・知ろうともしなかった情報に突然ぶち当たるという楽しみがある。リッチだ!
・ウェブでは、雑誌や書籍の情報の一覧性には勝てない。リッチだ!
・しかし、日本の住宅事情の問題もあるけれど、雑誌や書籍を溜めこんでいく暮らしは正直辛い、しづらい、電子で見られるならばそれが私にとってはベストの解。
・iPad では少々面積が足りないので、このアプリ用にiPad Pro を購入してもいいのかも。大きめのsurface でもよいかもしれません。そしてそれから引き出されるのは、「もしかしてこれからは身近に接する液晶モニタのサイズやリアルな机の大きさが、年収を左右する時代になるのかもしれないなー」ということ。この前お客さんから「素朴な疑問なんだけど、どうして楽天はそんなにスマホアプリを推してるの?」と質問され、「離脱されにくいからじゃないですか」と答えたんだけど、つまりはそういうことなんだと思う。画面の小ささは人生の可動領域の狭さになっちゃう、のかかもしれん。似たような所をぐるぐるぐるぐる回るしかないというか。

東京こざっぱりおじさん探訪から随分遠くに着地しちゃったけど、このアプリ、しばらく使ってみたいと思います。なんてたって自分では買うことのない「アサヒ芸能」とかもラインナップに加わっているんですもの。「PEAKS」とかもあるよ。

週刊アサヒ芸能 2016年 1/21 号 [雑誌]

PEAKS(ピークス) 2016年 02 月号 [雑誌]

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