雨がちにはや三月もなかばかな(久保田万太郎)/中年を受け入れる/ジョルジョ・アルマーニは鞄病を舐めているのか

うかうかとしているうちに三月ももう上旬をすぎるではありませんか! ガッデーム! 今年こそはいろいろアレしたりこれしたり、10年後の自分をなんとか食わすために策略を練らねば、と思ってるうちに「はや三月もなかばかな」ですよ! 今年はー、ワニの鞄の輸入代理店になりたいなーと思っているんですけどー、どうしたらいいのかしらー。NYまで買い付けに行かなくちゃいけないのかしらー。いやだー、飛行機に13時間も乗るのつらいー。


日刊SPAのサイトを読みましてね、これはみなさまとぜひ共有したいと思う文章が掲載されていたので、一部引用させていただきます。

【40代で「こじらせ中年」にならないための対処法】

<年をとった自分を受け入れるために、即やるべきことリスト…田中俊之氏>

(1)若い頃と今の写真を並べてみる
(2)全身を裸で鏡に映して見てみる
(3)「あと半分で死ぬ」と自覚する
(4)夢を見ずに現実的な目標を立てる
(5)突発的に有休を取ってみる

おっ・・・おぉぉぉぉぉ・・・・。こ・・これは・・・・効果が高そう・・・・・・・。そうなんだよなーあと半分で、下手したらもっと早く死ぬことだってあるんだよなー。現実的な目標も立ててるんだけど、その目標があまりにも現実的過ぎてあまりにも夢がない。しかも年金減額の場合などのリアルな数字つきで切ない。

さて、すぐにでもでいそうなのは(2)の全身裸大作戦! 我が家のお風呂の脱衣所兼洗濯機置場兼洗面所のはめ込みの鏡は上半身しか写さないのです。「おぉ、腰がまだくびれてるといってもよいのではないでしょうか」というラインのあたりで鏡が切れるのです。全身の裸を見るなどという神をも恐れぬ所業・・・・を、毎日できるように全身鏡を玄関脇から洗面所に移動させました。
洗面所のドアをあけると自分の姿、LEDの蛍光灯(LEDの蛍光灯っていうのか?)の冷たい光に照らされる無防備な自分の姿っ! 
太っているときに買ったユニクロのまったくヘタらないデニムっぽいおズボン(4000円で5年履いてる、一年800円、一日2円、ひぃぃぃ、恐ろしい!)、これしかおズボンがない人みたいに見える壊滅的にダサい姿。
ZARAのバーゲンで買った1000円のTシャツ。2年着ていて1年500円、一日1.3円、なんてコスパ! しかしよくみると着古した生地独特の身体に馴染みすぎた隙の多さがじわじわと。
そして何年も変えていない髪型。わぁぁーーーん、どこかに逃げてしまいたいー、10万円あげるので誰か私を直してくださいー!!!! 
昨年、日野日出志型赤子を生み出したのでお腹周りはすっきりポンでいいんですけど、おへその下から全長15cmの針の跡が残っててなかなかにワイルド。いや、しかし、残りの人生で今日が一番若い日(というか、これまでの人生で今日が一番年とった日ともいえるんだけど)だというのに、この変化を好まない状況はよろしくないでしょう。どうにかしたい。とりあえず美容室を変えてみようか。いやそれもドキドキするな。

みなさまも裸の自分から目をそらせない位置に全身鏡をぜひ☆ 特に男性の皆さん、早速導入されるがよい。お腹周りと自分の体の厚み見てびっくりすると思う。首の上は普通だけど、まぁちょっとアゴ肉があるかな?程度かもしれませんが、裸になるときっついよねぇ、ガクガクブルブル・・・。この年代の男性が若い女の子とイチャコラしようと思ってどこかに連れ込んだとして、だ、裸になれる勇気はあるのかしら。あるの? 自分より若い女の子は、自分より若い男の子と寝ているよ? 普通にしてても腹筋が出ている姿に慣れ親しんでいるのよ。「おまえの美意識はその程度かぁっ!」ってラブホテルの前で仁王立ちになってツッコミ入れていいのかな?


ミッドタウンの伊勢丹サローネでジョルジョ・アルマーニのお鞄特集やってましたので、ちらっと見てきたんですけど、ジョルジョ・アルマーニは鞄病を舐めているのかな? 
「アルマーニ代を追加してもせいぜい8万円+税ってところだよね?」って造作のシンプルお鞄。アルマーニってもっと攻め攻めのパーチーでしか使えないようなバッグばかり作ってなかったっけ? なんでこんなADMJみたいなバッグつくったの? 
しかも鞄の中央にアルマーニのロゴ入り、あら、そんな位置までADMJにそっくり☆ こちらのバッグ ↓ を長方形にした感じのハンドバッグなのですよ(該当商品を探したんだけど、アルマーニのサイトで見つからなかったので省略)。

「あらあら、アルマーニ先生も焼きがまわったのかしら」とお値段見ましたの。

 200,000円(税別)

パードン!? このお鞄が? 20万? 舐めてるの? 誰が買うの? これに20万出すんだったら、それこそ5万円で工夫たっぷり鞄への愛情たっぷりのADMJ買ったほうがまだ楽しくない? えぇーこのなんの変哲もないファッションとしての意思表示もないお鞄が、20万! 毛糸針入れるとちょうどよいようなサイズの鞄ですが、これならルイ・ヴィトンの毛糸針バッグ買ったほうが楽しくない? 

などと伊勢丹の売り場で憤慨いたしました。アルマーニは、こんな毎日持てるような鞄を作るのが使命じゃないと思うー!!! こんな普通のシンプルな使い勝手の良い鞄を作るのは他のメーカーに任せておくがいいー! ふんがー! それはさておき、いとしのムーコはiPadのKindleの中で今日も元気でかわいいです。

いとしのムーコ(8) (イブニングKC)

4 COMMENTS

ukasuga

ちょっとずつ明かされるこまつさんとうしこうさんの友情とかがですね、えぇもう!

返信する
asoyoko

田中俊之先生のファンです。「なぜ40代男性は嫌われるのか」「男もつらいよ」など話題作続けて出されてますね。

返信する
ukasuga

美魔女をみたとき私達が抱くのは、「老いの自覚なき中年」に接したときの戸惑いなんじゃないかと思います。草笛光子さんみたいになれればいいんですけれどもねぇー。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください