ヴィンテージファッションたっぷり召し上がれ／映画「キャロル」／映画「さざなみ」

「ブルージャスミン」のケイト・ブランシェットと「ドラゴン・タトゥーの女」のルーニー・マーラが共演し、1950年代ニューヨークを舞台に女同士の美しい恋を描いた恋愛ドラマ。「太陽がいっぱい」などで知られるアメリカの女性作家パトリシア・ハイスミスが52年に発表したベストセラー小説「ザ・プライス・オブ・ソルト」を、「エデンより彼方に」のトッド・ヘインズ監督が映画化した。

テレーズ役のマーラが第68回カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞した。

その他には、アカデミー賞では、主演女優賞にケイト・ブランシェトが、助演女優賞にルーニー・マーラが、脚色賞、撮影賞、衣装デザイン賞 、作曲賞がノミネートされました。衣装賞はマッド・マックスが受賞したんだけどね、ヒャッハー！

ケイトさんは「高貴な」女性や「裕福な」女性を演じるのにほんっとに向いてますけれども、この作品でもそのゴージャスっぷりはフルスロットルで発動しています。1950年代のクラシカルなファッションが彼女の大柄な体によく似合っています。ミンクのコートをふわっときて、首と手首にはいつもゴールドのアクセサリー、バッグはヴィンテージのクロコダイルやオーストリッチ、だんだんだんだん！（地面を叩く音）、現代ではなんの役にも立たなさそうなあのクロコダイルのハンドバッグ、しゅてき、ほしい！　でも、何も入らないだろうし、スマホは鞄の奥底に沈み、お財布は行方不明に、口金は繊細すぎて扱いが慎重になり現代ではほんっと何の役にも立ちそうもないんだけどっ、だんだんだんだん（まだ叩いてる）。衣装に関してはこちらの記事がよくまとまっているのでぜひー。
http://www.cinematoday.jp/page/A0004853

ケイトさんの華麗なるキャリア。

それでですね、ケイトさんの恋の相手となるルーニー・ドラゴン・タトゥーのマーラちゃんですが、あらーわたし、この役は魔性の女ミア・ワシコウスカちゃんがやってもいいんじゃないかしらーもちろんドラゴン・タトゥーのマーラちゃんでも全然構わないんですけど、と思っていたら、最初はミアちゃんで撮ろうとしてたんだけど降板しちゃって、その後マーラちゃんに白羽の矢が立ったんだそうな。ミア・ワシコウスカだったら魔性熟女ＶＳ魔性小娘の対決といった感じのハードな映画になったかもしれませんね、ここはマーラちゃんでよかったのでしょう。

今年のアカデミー賞で、助演女優賞を逃したルーニーたんを慰めるケイトさんのお二人の様子。美しい。。

ちなみに今年の主演女優賞はこんな感じでした。
・ブリー・ラーソン『ルーム』
・ケイト・ブランシェット『キャロル』
・ジェニファー・ローレンス『Joy』
・シャーロット・ランプリング『さざなみ』
・シアーシャ・ローナン『ブルックリン』

ジェニファー・ローレンスの「Joy」は日本公開があるのかな。

—-

ギンレイホールで「さざなみ」やるでー。町山さんのラジオの書き起こし読んでから見るのが楽しみになっている映画です。シャーロット・ランプリングって昔はこんな人だったのよね。女優の人生ってすごいな。相方の。

「さざなみ」でシャーロット・ランプリングの相手役を務めるのはトム・コートネイ。この方映画のデビューは「長距離走者の孤独」なんですって、まぁ！　長いキャリア！

わたし、この人が出てる映画、見たことあるー。

いずれにしろ楽しみですな！　高齢化社会映画大歓迎！　映画で未来に備えるのよ！