ステキにワニ

今日は、MI子さんに連れてかれて行った根津美術館の近くでいいもの買いましたよ! 近年まれに見る瞬間沸騰衝動買い。
WWFの皆さんとか動物愛護団体のみなさんに見せたら、むっきーとしかられちゃうかもしれないけど、殺されて、剥がれて、この形になっちまったもんはぁ仕方ない。アンティークものだし、どなたかの代を経てこの手に渡ってきたのも何かのご縁でしょう。てんで、あたしゃ、すてきな白いワニのクラッチバックを購入しましたよ。ぎゃー、もー、格好いい! これで集金に行きたいもんですよ。で、「え? そのツケしばらく待ってほしいですって?」と眉をひそめながら、パチンとクラッチ部分を締めたいもんですよ。あぁっ、本当にこれで、集金に行きたい! もうね、断言するけど、鞭やん・ウィズ・ワニ革クラッチバッグを見たら、おかちんが卒倒するね! 多分、いや、希望的観測だけど。

怒っているときの集金グッズ:ワニバッグと般若のお太鼓。
今日の着物。
 ラベンダーブルーの綿薩摩。本当は、今日はこれに似合う羽織をこしらえる予定だったのだ。だけど途中でワニに変わっちゃった。グリム童話みたいですね。
 黒の塩瀬の般若の帯。
 黄色と紫の渋い帯締め。私が持ってる帯締めの中で最高額・・
 白足袋。
 一衣舎さんの保多織の半衿。
 あたたかいから織り織りショール一枚。
 アルマジロ風バッグ。
ゑり華の社長に「昔に比べて着物を着るのがうまくなったでしょ!?」と半ば脅迫的に問い詰める。いや、ほんとうに、訓練すると綺麗に着付けられようになるんだなーと毎回思います。社長もそうは思ってくれたみたいだったのですが、ではそれ以前の着付けはどうだったのかと考えると冷や汗が出ます。
私が着物を着ると右側の胸のあたりに毎回皺が出ます。その原因が最近ようやくわかりました。右の胸板が左の胸板(板というかおっぱいですね)よりずいぶん薄いらしく、それゆえに発生する皺らしいということがわかりました。にゃるほどー。暴力着付けの限界があったのだなぁ、と。暴力着付けとは、自己流マックスな着付けであり、やはり我流には限界があるということです。今は、その部分に綿を入れたりしてます。ここらへんの教育をしてくれたのは、新浦安のすゞしさんです。ママ、どうもありがとう。
この皺が気になるあまり、ざくざくとした織りの風合いが際立つ着物は、実は似合わないのではないかと思うようになりました。体がその織についていけないような気がするのです。織の着物でも、もう少しふんわりしたもののほうが合うのではないかと。
先日着た青白灰の横縞の紬はとても好きなんだけど、あまりにもざっくりとした織で着物に着られているような気がします。綿薩摩くらいくったりとしたもののほうが、割と相性がいいらしくまだ体に沿うような。こればかりは、自分の好みだけでなく、着続ける経験がないとわからないものだと思います。まだまだ勉強することがあるな、と。
今の私は、ウェスト周りはタオル二重巻き。さらしで胸まですとんというラインを作ってます。これをつけると、帯がしっかりと着物に沿って大変着易くなる、その上、シルエットが安定するみたい、私はね。
MI子さんのかわいらしい明るい色の着物も、さくまりさんのざっくりとした味のある着物もとてもステキだった。『着物って着てるだけで楽しいじゃん!』ということを再確認した一日でもありました。さぁ、天気の悪そうな明日は仕事仕事。今日買ったこのクラッチバッグは、羽織になりそこねたワニということで、羽織ワニと名づけようっと。ハヲリワニとは、アボリジニの言葉で『聖なる貢物』の意味らしいですしし(嘘です)。
これから、さらっとした大島を楽しめる季節ですなぁ。うーん、結城さんの袖を通さずに今年は春を迎えそうですなぁ。でもね、ラベンダーブルーの綿薩摩、私にとってはイチロー並に大活躍してる選手なんですの。値段じゃねぇなぁ。ほんと。
あぁ、今日、西麻布で咲き誇るミモザを見つけました。木に咲く花の季節です。美しいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください