お友達の社中のお茶会にお招きいただいたので行ってきました。
濃茶が大変にクリーミーでした。キスよりも長くゆるやかに濃茶をいただきました。「お茶会のキホンマナーよ!」と事前に案内された茶道のサイトには「濃茶を最後に飲む人はズズッと音をたて飲みきり、ごちそうさまの合図としてください」と書いてある。私がその最後の人間になってしまった。音を立てねば音を立てねばと必死にいただいた。ちょっとおもしろい濃茶体験となりました。
若いお嬢さんたちの可憐ながらも輝くような華やかさとか、ご婦人方の隠しきれない色香を落ち着いた秋色の装いに押し込めている様とか、そういったものも大変よござんした。お茶をやっていたら、またちょっと人生が違っていたことでしょうな(主に貯金残高の面で)。
写真はお薄のときに出された干菓子。松茸と柿ですって。しめじじゃなかったのね、ましてやきのこの山でもなく。
松茸なんて私の日常にないから、
すぐさま「あら~、美味しそうなしめじ!」と思いましたよ!
あの薄茶色はきなこでつけた色だったね。
若い娘のお客様が柿のお菓子を一口でいただかず、
「中、なんだろ~?」という感じで
自分のかじった断面を眺めているのがかわいかったです。
あの茶室にいた若いお嬢さんたち、ほんっとなんであんなにかわいいんでしょうねー。小鳥? 子猫? 人間?
関係ないですが、しめじって「占地」と書くと今日季寄せで知り、なるほど、うん、確かに地面を専有するように生えるものねえと納得したりしました。
大雨の中、おいでいただき、ありがとうございました。
お茶室で、幸せな気分を味わっていただけたら嬉しいです。
いやー、私もこれを「松茸」と称するのは、正直ずうずうしいなあ…と。
左の柿と縮尺が同じだとすると、まあ、シメジではなく松茸の大きさなんでしょうけど。
しめじって地面に生えるんですね。知らなかった…
松茸ってさ、笠の部分がこんなにくっきりと色や形が分かれておりませんでしょ?
しめじだと思いますけどねぇ、どうなんでしょうねえ。