プチ納品が終わった土曜の夜中「私に足りないのは、温泉と温泉と温泉です」とどこからランビエール様の形状をした神様がやってきて囁き女将、芦ノ牧温泉でオチョチョチョとラブ駅長やピーチ施設長とキャッキャウフフしてもええどすなと思いましたけど、芦ノ牧温泉は遠いんですもの、4時間かかるんですもの。都心から2時間弱の湯量豊富・源泉かけ流しの温泉場に行きたいですのぅと強く念じた私は気がつけば小田原・箱根行きの電車を持つ身に。
箱根登山鉄道
車内の観光ガイドを聴きながら、中国人旅行客3人組と相席にしてのんびり山を登る。外国人旅行客が大変に多く、このガイド音声の内容を短くして、各国の言葉で話してあげたらいいのにと思う。みんないつでも撮影できるようスマホ握りしめてすんですもの、結構おもしろいこと話してるんですから、ね。
箱根美術館
強羅まで足を伸ばして、ケーブルカーに乗り二駅先の公園上駅で下車、岡田茂吉美術文化財団運営の箱根美術館に。収蔵品は埴輪・古備前・古瀬戸など激渋で、企画展も東海道五十三次の版画とこれまた激渋。
急坂という立地を活かした起伏ある巧みな設計の和の庭園は素晴らしく、竹林、苔、この季節は紅葉も見事。京都の八瀬の拝観料2000円の瑠璃光院の二階の和室の、ビニールのテーブルクロスをかけたちゃぶ台に反射した青紅葉や紅葉写真を撮りに行くくらいだったら、こっちにきたほうがいいわよ、なにしろ静かで近い。
箱根湯本から強羅駅まで400円、強羅駅かケーブルカーの公園上駅まで170円、合計570円。
箱根フリーパスとは!
小田急が発行してくれてる2日間乗り放題の愉快な交通手形。新宿で買った場合、新宿→箱根湯本→箱根登山鉄道→箱根ケーブルカー→箱根ロープウェイ×2→海賊船→芦ノ湖→箱根登山バス→小田原→新宿まで乗り放題。観光施設の各種割引券にもなってるので一枚もって使い倒すのが吉。
箱根ナビ:箱根フリーパス
強羅公園
そこを出てつながるようにして強羅公園の入り口に。ヒマラヤスギがランドマークとしてそびえ立つ、急坂に斜めに貼り付けた新宿御苑のフランス式庭園という雰囲気。紅葉が盛りで、薔薇が咲き乱れ、なんだこれは秋の日本の楽園かと満足。ベンチの片隅で持参したランチをもぐもぐ。
塔ノ沢 箱根湯寮
箱根登山鉄道で強羅から塔ノ沢まで紅葉見ながら下山して、箱根のお湯をつかった大規模スーパー銭湯箱根湯寮へ。あぁすごい、やれ安い、風呂の数多すぎ、サウナもしっかり、洗い場豊富、湯量豊富、源泉かけ流しかどうかはわかりませんが、ずっとつかっていたい恐怖お風呂地獄。ロウリュウもやってくれて、もうあたいメロメロ。
入館料1400円、箱根フリーパスで割引あり〼。
タオルは有料なので、持参していったほうがよいです。
小田急ロマンスカー
気がつけば夕方、湯寮の送迎バスで箱根湯本駅へ移動、ちょうどよい時間にロマンスカーが待っていてくれてビールとおにぎり買って乗車。風呂上がりの喉を潤すのをぐっと我慢の子をして発車と同時にごくごく、プハーッとして好きな音楽聞きながらするっと眠りの国へ、くわっと気がつけば東北沢、そして新宿、おかえりなさいー。
ここまでで合計7530円。ぎゃー箱根すごい! 優秀すぎる!!!
小田急の株主になるといいことあるのかちらどうかちら!!!
というわけで異種乗り鉄要素が満たされて観光と温泉が満喫できる皆様にもふらり箱根旅、みなさまにもおすすめいたします☆