お山の秘密 / 夜叉神峠 など


夏の空。

白神山地って多分こんな感じよ!などと。
週末はお山×2とか、ツール×2とか、LOSTシーズン5エピソード1とか。
お山でこういう黒い忍者レギンスを履いている若々男女を見かけるのですが、こりゃなんのために身につけているのかしら、と今日疑問に思ったところ、「あれは、繊維で締め上げて、膝筋を保護しているのではないか」との意見。ほほぅー! なるほどー。
夏も盛りで大変暑いので、ついつい半ズボンとかでうろうろしたくなりますが、こうやって足をすべてカバーしていると、無用な怪我の保護にもなってよいわよね。
土曜は、夜叉神峠→高谷山→桃の木温泉というルートで日帰り。夜叉神峠登山口からさくさく上り、夜叉神峠では鳳凰三山を目指す人たちを見送る。いいなぁ、南アルプス縦走・・・。南アルプス市からみんな登っていくのだね、長野県側からは登らないのね・・・。
今回とった高谷山から桃の木温泉っつーのもマタギ感味わえる大変愉快なルートで、「えっ、どこが道?」「どうして尾根が幅30センチしかないの?」「うわーん、ダケカンバが横に生えてるー!」といった急勾配を転がり落ちていくよな、誰にも人に会うこともないステキ孤独ルート! ほんとに孤独! 一度も人に会わなかったのよ!
桃の木温泉から高谷山へ登ると2時間かかるそうですが、『こんな孤独でルートがわからない道を登るのはお金をもらっても無理だ、え、5万くれる? 5万なら考えるかなー。3万だったら微妙だなー』という孤独さ。

こんな感じ。
上から降りていくときはルートがまだなんとなく見えるんだけど、下から見上げたときは勾配がきつくて全く見えなさそう。常識的な範囲でルートをたどっていくけど、途中何本か大きな木が倒れていて、道がわからなくなり迷う。きゃぁ怖い。さらに、蜘蛛の巣が人の目の高さにあちこちに張られていて、蜘蛛の巣ラッセルという業務まで課せられる野趣あふれる道。サバイバルゲームとかやるといいんじゃないかなー、シャレにならない結果になるかもしれないけど。1000mをくだると、突然植生が変わるんだけど、それ見るとちょっと感動するよ。
今日はお山から帰ってきて、イタリアンレストランで、スプマンテ+ソービニヨンブランブラン+夏のピザ+夏のサラダでさくっと打ち上げ。
「ぶはーん、キンキンに冷えた白い葡萄のお酒、大好きー!!!」「ズッキーニをピザの上にのっけることを考えたお店の人、天才ー!」「スプマンテ開発した人、神ー!」などと叫びながら。あぁ夏じゃのぅ。
全然関係ないけど、ウカ様のことを「ニャムニャム様ー」と愛でているのは秘密です。


解説!お山の本。
駅から山あるき改訂3版
文字通り、駅から山へ歩いてして、日帰りで帰ってくることを主眼にしているガイドブック。目次の最初に高尾山が位置しているあたり、ほんとに入門者向き。A駅から出発して、山頂を経由して、B駅に降りる的展開が多いので、景色の変化が多くて楽しいです。一番ハードな山でも1977mの谷川岳。交通費もあわせて記載されていますが、今はJRが様々な企画商品を出しているので、こちらでオトクな切符を調べることも忘れずに。ハイキング的要素も多いので、「俺の息子をアウトドア野郎に仕立てたいものじゃ」「将来は、娘に、山小屋で潮騒ごっこをさせたいわ★」などと考えるお父様・お母様にも向いています。

日帰りハイキング+立ち寄り温泉関東周辺改訂2版
車で山頂近くまでいくのも可、最寄駅からバスなど乗り継ぐのも可、もちろん車でいくのも可な、日帰りハイキングコースの一覧。ちょっと遠出して、2時間山歩いて、あぁーんと達成感を味わって、温泉で汗を流して、帰りの高速道路で渋滞にはまるってな感じのコースが多ございます。
最近は、温泉もひとつのレジャーになりつつありますので、ガイドブックに掲載されている温泉以外にもよさげな温泉に現地でたくさん出会うと思います。そんなときは自分の直感を信じて★ 山奥の温泉っていいよねー、とか思いつつも、私の実家の近くの断崖絶壁温泉ほどの露天風呂にはまだ出会わぬものじゃのぅと全裸で毎回ほくそ笑んでおります。

山頂駅からの山あるき改訂3版
ロープウェイで山頂の駅までぐぃーんと時間節約して、ぎょわーんと高いお山にさくっと登っちゃいましょう!というコンセプトのご本。「ロープウェイで行くんでしょー? へっ、箱根のお山とかじゃぁ、あたい、物足りないのよね」という方にもおすすめできる、ちょっとハードなコースを集めたこのご本、あ、でも、「重いリュック背負って縦走だなんてあたしにはできっこない!」といった方のピンポイントにささると思います。山頂駅まで行くとはいえ、一泊二日コースも満載、日本全国の山頂駅から登れる山も掲載、一番高いお山は標高3067mの木曽御嶽山、一番低いお山は876mの筑波山という幅広いラインナップっぷり! 上の二冊の索引兼用の地図では群馬・長野県境あたりまでしか地図が描かれておりませんが、このご本では、日本海まで描かれているのです! 

ほらっ、こんな感じ! ぎゃわーん、立山連峰! 行動範囲もガガーンと広がっちゃいます。さぁみなさんもガガーンと広げちゃいましょう! 
どのご本も周辺地図が記載されているので、他のルートを採るのも可能! なかなか応用の効く設計になっております。まぁありがたい!
しかし、この改訂版、版を重ねるごとにお山でのルールとかお山でのマナーを、割と細かくまとめられていて・・・お山にはいろいろな人がやってくるんじゃろうなぁと考えさせられます。「登山道では必ず挨拶をするものなの?」とか「生ゴミなら捨てていいの?」とかさぁ・・・あぁ・・いろんなことがあったんじゃろうねぇ・・・

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