一日に五回地下鉄乗るのなら/都営交通・東京メトロ共通1日乗車券900円の楽しみについて

昨日はこういう日程でしたの。

都営新宿線出発、都営浅草線で人形町駅(220円) → 
日比谷線人形町駅から日比谷線六本木駅へ(200円) → 
千代田線乃木坂駅からへ半蔵門線三越前駅へ(170円) → 
銀座線三越前駅から銀座線神田駅まで(170円) → 
都営新宿線岩本町駅から九段下乗り換えで東西線神楽坂駅へ(280円)。

朝からそれはもう張り切ってSuicaで「都営地下鉄・東京メトロ一日乗車券」を購入し、一日を乗り切りましたよ。この乗車券は「都営地下鉄と東京メトロの全線を1日に限り何回でもご乗車いただける」という算数の苦手な乗車券です。都営交通、メトロ、都電、都バス、日暮里・舎人ライナーの全区間、JRの都区内区間乗り降り自由なのが「東京フリーきっぷ(1日乗車券)」、1590円。地方から遊びにきた人は絶対使ったほうがいい。遠慮なくどこにだっていけちゃうのがすっごく楽しい。お台場にだって都バスを使えばいけちゃうよ! 

都心って無駄に乗り継ぐ探すくらいなら歩いちゃったほうが早い場所が多数ありますが、上の乗り継ぎっぷりをご覧いただきますとその様子もわかるかと思います。また、神田駅がリニューアルしていてあんなに風情のあるきれいな施設になっていたのかと驚きました。一日乗車券料金900円をしっかりと堪能するため、「三越前・神田」などという、普段だったら絶対乗らない区間までわざわざ乗りましたよ。
最後に「これではモトが取れないではないですか」とわざわざ都営交通と東京メトロの乗り継ぎをして、合計乗車料金1,040円にまで底上げし、「あら、今日は、もしかして1日乗車券じゃなくても時差回数券を使ってもうまく乗り切れたのでは」などと若干悶々としながら帰途につきました。

神楽坂の駅で降りるとき、「あぁこのまま地下鉄にのって中野とかまで行っちゃいたい、中野で降りて荻窪のTITLEという本屋さんに行ってみたい。あるいはまだ行ったことのない瑞江とかに行ってみようかしら。終点瑞江という単語はよく耳にするけれど、一体どんな土地なのかしら」と夢想したりもしました。

ですが帰宅ラッシュの時間なので諦めました、家の冷蔵庫の中で豚バラ肉がブロックの姿で待っていたので諦めました。最後は、小規模なぼくの家出に失敗した人みたいになりました。楽しいような、きゅんとするような。

 

荒野へ (集英社文庫)

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