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プロ野球2018 キモノの国のエクソダス

とるにたらない日常

三が日家にこもれる糧食を/母親の味を再現してみましたの巻

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大晦日の日に「ぎゃー、地獄の正月価格ー!」「ふんぬー、高騰する鰤ー!」「せり一把が500円(税別)とはぁーーー!」などと叫びながら、近所の私鉄系スーパーで大量に買い込み、夕方からは実家の年取りの料理を再現する作業に没頭してみた。

まずは鰤の粕汁。話せば長くなるので端折りますが、長野県には鰤街道というものがあり、新鮮な魚が食べられない時代でも、冬の間だけはその寒気を利用して日本海から鰤が運ばれてきたんじゃ。それを大晦日の夜に、熱々の粕汁としていただきます。鰤と酒粕オンリーの硬派なお皿。
母親と正月らしい正月料理を楽しんだのは、かれこれ5年ほど前になるのか。あのときレシピを聞いてけば、写真をちゃんと撮っておけばと今では後悔しています。
ネットで検索してそれを参考に強引に作ってみたらなんとかできた。一口食べてみたら、実家の台所で大鍋でぐつぐつ煮込まれたあの粕汁の味そのもの。いやしかし、こんな簡単に再現できるはずがない。これはきっと大晦日の奇跡ということだ、そうだそうだそうに決まったということにしました。テフロン加工もない時代に、焦がしたら目も当てられないことになるアルミの鍋でよく作ってくれたなーとしみじみと思った。

もうひとつは根菜たっぷりの煮干し出汁だけで作る野菜の汁。切り昆布を入れたりもしますが、里芋、ごぼう、人参、大根をぐつぐつ煮込み、薄い薄い金茶色の汁にして、大晦日の夜に新米ととも最後の〆にします。元日には焼いた餅をいれお雑煮の汁となります。くだんの私鉄系スーパーでは、400円と1500円の煮干ししか選択肢がなく、あぁ煮干しをケチったことを後悔した、年末の夜に後悔した。それでも「あーこれこれ」というお味になんとか仕上がり嬉しく思う。食べながら、なぜこれを昨年の正月、私は父親に作ってあげなかったのかとまた後悔した。

こうやって改変しながら新しいお正月のしきたりを勝手に作っていくんだろうなーとしみじみしました。気がついたら、干し柿も焼き栗も落花生も干し芋も、田舎の正月の座卓に載っていたものをすべて用意しそこねていました。早く何処かで入手せねば! 

しんみりしましたが、今年一年が皆様にとって素晴らしい年になりますようー。

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