夏めくや久留米絣の部屋着着る/坂田織物のもんぺパンツを愛用している話

 

一昨年の春、福岡産業観光ツアーというものに参加し、現地の伝統工芸品の現場を見てまわってきました。博多では博多織を、久留米では久留米絣を、足を伸ばして東峰村の小石原焼まで。窓から田んぼが見えるギャラリーで半農半陶のカネハ窯さんの釉薬たっぷりのてりっとした力強い色合いのお皿にぎゃぎゃーんとなり、いくつか我が家にやってくることに。

そこで久留米絣のもんぺパンツをお土産に頂いたんですよね。足のほうをすぼまさせずに、ストンとさせているもんぺパンツ。ウェストのところは当然ゴムで、楽ちんもんぺパンツ。でもちょっと布が厚いような気がするし、もんぺだし、部屋着とは言え、ウェストがゴムのおズボン履いたらなんだか負けみたいな感じがしますやん、と、実は暫くの間死蔵させていました。

が、先日、「自分がリラックスして過ごすためならどんな努力もいとわない!」という堅い決意のもと、様々な努力をしている友人と話をしたら、あのもんぺパンツ履いてみようかな、と。

遠目に見たらコットンのクロップドパンツと見えなくもない、むしろコムデギャルソンにこういうのあったよねと強気に出てもいいかもしれない、履いてみたら意外と涼しい、いきなり三十度まで気温があがったような季節でもちょうどいい。天然繊維なので猫の毛が大変よく巻き付く(猫飼いの人の洋服選びはまず繊維の見極めが必要)、しかし逆にこれを履いた上で猫をゴロゴロさせれば、猫のムダ毛取りとしても役立つのでは、そう、ゴム製の抜け毛取りのように。

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苦言を呈すとすれば、なぜポッケの部分に別の柄の絣を縫い付けたのか。なぜアクセントやらワンポイントをつけて台無しにするのか。工夫しなくていい、すべて同じ柄で統一しておいてほしい。ちらっと見える別の柄が・・・特におしゃれじゃないんやで、特におしゃれじゃないんやでーーーーーーー!!! 伝統工芸品つくる人たち、現代の生活にマッチしたシンプルなデザインでモダンに融合させてもいいから、ワンポイントはいらないんやでーー、いらないんやでーー・・・・・(エコー)。

 

とはいえ、夏のこの時期に、有用な部屋着があるのは大変心地が良いこと。みなさまもぜひもんぺパンツライフを。坂田織物さん、ちょっとすてきな絣の日傘も作ってらっしゃいます。密な織物なので、そのため自然とUVカットの役目を果たしているそうです。いろいろな柄があるでよー。あわせてぜひー。

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