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プロ野球2018 キモノの国のエクソダス

とるにたらない日常

若者の経営するるスチコンのビストロで思ふ手書きの履歴書/スチームコンベクションオーブン、いいじゃないですか、いいじゃないですか。

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最新調理機器で作る魅力メニュー

 

「え、あなたたち、料理人なの? プロダクトデザイナーとかグラフィックデザイナーじゃないの?」という出で立ちの三十代の男性二人で経営している小さいフレンチのレストランが近所にできた。

しゅてきな内装とよく選びぬかれた器、昼間のグラスワインが夜と同じ値段・同じ量という気配りの少なさ、インスタ映えする盛り付け、ちょっとよい週末のランチをするのにちょうどよい少し贅沢な価格帯のレストラン。季節の変わり目に行って楽しんでいるのですが、そこのキッチンにはガスがない。

どう見てもガスがない。IC調理器とスチームコンベクションオーブンしかない。火が存在しないレストラン。

 

 

料理が出てくるのを待っている間、ネットで同じ型のスチームコンベクションオーブンを調べると一台60万とか80万といったお値段がでてくる。彼らは調理皿に食材を載せ、スチコンに入れ時間が経つのを待つだけ、もちろん待っている間に接客だの皿洗いだの皿をあげるだのさげるだのの作業をしている。だから小さいお店とはいえ2人だけでまわせているのだとも思う。

火がないキッチンのレストランって、料理人たちが汗だくでもないし、常に調理スペースが整理されていて清潔、ミニマリストのキッチンってこんな感じかしらという整然とした様子。お料理の味もよいし、別になんら問題はないのですが、火を使わない料理のためか、「これって料理なの? 科学の実験なの?」とぐるぐる自答しながら食してしまいます。

「火を使った料理でないと不満を感じるなんて、手書きの履歴書をありがたがるおじさんと一緒よ!もう2020年になるっていうのよ!スイッチポンで間違いない火加減の料理が食べられればそれでいいじゃないですか」と必死に打ち消そうとしますが、そうかー、これが2020年の料理かー、うむぅ、受け入れよう、受け入れますとも! でも火を使って汗だくで料理してるレストランに行くと、「あぁおいしいでぇ、夏になるとどんどん痩せてく店長の料理、おいしいでぇ!」と猛烈に思っちゃうんですけど、これってなんなんでしょうー。

 

これとは話が変わりますが、先日、お会計のときに黒服の私物のモンブランのボールペンでサインしちゃうようなフレンチに行ったんですが、出てくる料理すべてに季節感がなくてがっかりした。夏らしさを感じられた食材って細く切られたズッキーニ二切れだけじゃないですかー、デザートも作り置きしておいて問題なさそうなものが並んででてきて、えぇおいしかったですし、場所も眺望も素晴らしかったんですけど、なんですのんー。京都の瓢亭の朝ごはんみたい!

そのあと別の用事で「俺のフレンチ」に行ったら、うわーこの出し惜しみのなさ、滝のようにあふれてくる季節感のたっぷりさ、値段の付け方のおかしさ、さらに量の多さ、手の込んだ調理、デザートのオラオラ感と山盛り感! やっぱり「俺のフレンチ」どうかしてる! 俺達の冒険はこれからだ!、と大変な手応えを感じました。あのお高いフレンチめ、俺のフレンチの爪の垢を煎じて飲むがいい!!!

「俺の」シリーズは素直に「フレンチ」が一番よいと思います、一番「俺の」スピリッツが楽しめる場所だと思います。あまり口にしたくない言葉ですが、「俺のフレンチ」のコスパが「俺の」界隈で一番どうかしてると思います、みなさまもぜひ。メニューの切り替えは三ヶ月弱で変わっていくように思います。照明が明るすぎるので、定食屋さんに入ったみたいな気分になっちゃいますが。

 

スチコンで作る魅力料理~人気レストランが探究する

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