「どれ買おう」てふ時間泥棒一位の実/こざっぱり財布に変えたお話

札入れと小銭入れと携帯とスマホを水色のポーチに入れていた。そのポーチの中にはたまにごそっと家族の御用のお札が入ったりしていた。あぁこのポーチ最高。万札が折れずにたっぷり入れられて最高! 預金通帳も入るし、いうことないね! バッグの中で小間物が迷子になることもないし、このポーチ最高、バッグインバッグ万歳!、と思っていた。

それから数年、水色のポーチが茶色のポーチになってきた

ファッションセンスは真逆だがダメ出しポイントがまったく同じという友人Aと友人Bに同じ月の間に「それはもう変え時ですね」と指摘された

万札が入るサイズの革のポーチを探した、探した、探し続けた、途中でうっかりリモワのポーチまで買った、かわいい☆ しかしなかなか見つからない。

キリがない!!!

そんなある日、「ポーチに全部入れようとするのが間違っているのでは? 普通に小銭とお札が入るお財布持てばええですやん」ということにやっと気がついた

でも長財布は存在感ありすぎて大げさだし鞄の中で容積取るし、うっかりブランドものなんて取り出した日には相手に値踏みされるし、二つ折り財布でもいいんですけど、もっとコンパクトな財布でいいんですよ、今はそんなに現金使う社会じゃないんだし、あぁどうしましょう、どうしましょう、とまた財布探しの旅に。探した、探した、ネットの中の広大な財布の土地を探し続けた。

キリがない!!!

そんなある日、引き出しの中を整理していたらあまり使ってないコンパクトな水色の財布が出てきた。ティファニーブルーだ(もちろんティファニーのものではない)。ええやん、これでええですやん、ちょっと厚みがあるけど、お札も小銭もカードも5枚入る。カードが五枚! ギンレイシネマカード(年会費10800円で一年間映画見放題というこの世で一番算数が苦手なカード)、株主優待カード(長期保有で優待額限度まで毎回使いきり、もうしっかりモトがとれてる素晴らしい魔法のカード)、パスモ、クレジットカード、キャッシュカードで、我が財政の五人囃子の笛太鼓、これで万全ではないですか、がはは。

そしてこの財布、コンパクトすぎてお札を出すとき毎回大変な困難を感じます。「お金使うなよ」と構造的なメッセージを発しているように感じられます。

さらにポーチを探す時間も断捨離でき、財布を探す時間も断捨離できました。素晴らしい。あと、ヤングウカやんに伝えたい、「このバッグ買おうかなーどうしようかなーって悩んでいる時間が勿体ないからひとまず買っちゃえ買えるなら買っちゃえ。悩んでる時間は他のことにあてろ。そして高いものから使い倒せ」と。「あと、あんたが欲しがってる鞄、15年後には倍の金額になるから、ひどいものは3倍になるから。買い取ってくれるブランドのものなら買っちゃえ買っちゃえ!」

マンションや家を買った人がうらやましいなーと思うのは、『賃貸派と購入派、どっちが得する?』などという古来から繰り返されていた不毛なネット記事を読まずに済む時間から開放されていることです。あぁ羨ましい。

キリがない!!!

住んでみなければ絶対にわからないタワーマンションほんとの話

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